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3の法則 - 世の中3でできている!?

3の法則 - 世の中3でできている!?

3匹の犬

今日は少しいつもと方向の違うお話です。皆さん、3の法則って聞いたことありますか?

 

3はマジックナンバーとも言われており、人が意思決定をする上でとても合理的な数字だと感じやすいようです。

 

ビジネスなどで理由を3つ述べるのも、そういった理由からだと思いますが、実は私たちの生活でも多くの「3の法則」があります!

 

今日は3の法則とはなんなのか、どのようにうつ病に役立てられるかについて話していきます!

 

目次:

 

*この記事は個人談をもとに書いています。専門家ではないので、その点ご了承いただけると幸いです。

 *この記事は読む量が少し長いです。

 

 3の法則を知ったきっかけ

このお話はChris Bailey(クリスベイリー)さんのThe Productivity Project(ザ・生産性を上げるプロジェクト)という本を読んでなるほど!となりました。

 

The Productivuity - Chris Bailey:

彼は高校生ぐらいの頃から、どうすれば効率良く物事をやり遂げられるのかについて考えることに、生きがいを感じていました。

 

大学卒業後は、個人のブログを通じて、様々な実験やリサーチ、著名人などに会ったりして生産性を上げる方法を見出すことに。

 

私もうつ病になってから、どうすれば仕事を早くできるかについて悩み、様々な方法を試しましたが、この方は凄まじいほど、生産性の「い・ろ・は」を丁寧に細かく書いています!

 

英語になりますが、ぜひ仕事でもプライベートでも、うつ病でも、生産性に悩んでいる方は手にとって欲しい本です。

 

3の法則とは

3人がジャンプ

実はこの本だけではなく、うつ病に関する他の本やスティーブ・ジョブスといった著名人などでもよく話されている法則です。

 

クリス・ベイリーは本の中で、世の中は3でできている、と話します。3つの理由があれば納得しやすいし、3つのアイディアがあればまとまりやすい、とのことです。

 

私も思い返すと、

  • 3人がある一箇所を同時に見ると、その他大勢も気になって見始める
  • 3秒目を合わせると相手の心を鷲掴みにできる
  • 3秒以内なら、落としたものを食べていい
  • 3つまでしか人間は短期記憶で覚えていられない(3つの単語、3つの文、3つのアイディア、など)

というのは聞いたことがありました。皆さんも思い当たる節があるのではないでしょうか。

 

ではこれがどう効率性につながるかというと、アイディアが多すぎて考え続けるときがあると思うんです。

 

そんなときに3の法則

 

絶対にこれだけは外せない、というものを3つ選びましょう。

 

その3つが恐らく今力を入れたいものですし、それさえあれば大丈夫、と思えるものです。

 

このようにまとまらない問題や悩み、考えを3つにまとめることで、アイディアを絞りやすくします。

 

これは以前ポジティブになる方法で話した、問題を細かくする方法に似ていますね。

 

問題を細かくして向かっていけば、不安を感じにくくなるという話をしています:

www.kokororakuni.com

 

このように3の法則を使って、効率を上げることができます。

 

3の法則をうつ病で使う方法

3本の鉛筆

では具体的にどのようにするかについて書いていきます。

 

アイディアがまとまらないとき、辛い考えが頭をいったりきたりしているとき、なにから手をつければいいのか分からないとき。

 

自分ではどうにもできないときにぜひ試してみてください。

 

やり方:

1、頭の中にあることを全て書き出す

まず、思いつく限りのことを全て書き出してみましょう。箇条書きでも、ブレインストーミングでも大丈夫です。

 

時間を決めて行うと、アイディアもまとまりやすいです。

 

<例>なにが辛いのかも分からない

辛いと感じること:

- 眠れない

-疲れが取れない

-人とうまく話せない

-イライラする

-学校に行くのが辛い

-ベッドから起き上がれない

-涙が出ない

 

2、カテゴリーに分ける

問題を細かくする方法」と似ていますね。カテゴリーに分けていきましょう。

 

この段階では3つ出なくて大丈夫です。

 

<例>

 辛いと感じること:

身体的なもの

- 眠れない

-疲れが取れない

-ベッドから起き上がれない

-涙が出ない

 

精神的なもの

-イライラする

 

対人関係

-人とうまく話せない

 

社会的なもの

 

-学校に行くのが辛い

 

3、集中したいものを3つ選ぶ

次にこの中から3つのカテゴリーだけ、選びましょう。

 

なにが自分にとって今一番大事ですか?

 

それを考えながら選ぶと選びやすいです。

<例>

 辛いと感じること:

①身体的なもの

- 眠れない

-疲れが取れない

-ベッドから起き上がれない

-涙が出ない

 

選んだ理由:一番困っている要素が多いから。

 

②対人関係

-人とうまく話せない

 

選んだ理由:コミュニケーションがうまくいかないと、遊びに行く友達がいなくなるし、私も寂しい。影響が大きい。

 

③社会的なもの

-学校に行くのが辛い

 

選んだ理由:学校は毎日行かなくては行けないところ。コミュニケーションや勉強など、様々なことを学べるところだから、辛く感じたくない。

 

④精神的なもの

-イライラする

 

選ばなかった理由:イライラすることで起きる問題が思いつかなかった。他の3つに集中すれば、イライラも減る気がした。

 

4、解決する方法をそれぞれ3つ考える

3、の時点で気持ちは結構スッキリしたと思います。

 

ただそれでもまだ物足りない方は次にどのように問題へ向き合えるかを考えてみましょう。

 

私は辛いと感じることを例に取りましたが、「なぜ辛いと感じるのか」「どうすれば辛いと感じなくなるのか」という2点に焦点を当てると気持ちが楽になると思うんです。

 

だからそれぞれ3点書き出しますね。ゆっくりと時間をかけて書いてみましょう。

 

今回は「身体的なもの」だけを例に出します。 

<例>

 辛いと感じること:

①身体的なもの

- 眠れない

-疲れが取れない

-ベッドから起き上がれない

-涙が出ない

 

なぜ辛いと感じるのか

1、身体的にただ苦しい

2、やりたいことができない

3、物事に集中できない

 

どうすれば辛いと感じなくなるのか

1、休む

2、眠れるようになる

3、好きなことをしてみる

 

こんな感じで出ます。この場合は、休む、眠れるようになる、好きなことをしてみるが今焦点を当てたい3つですね!

 

もし具体的にどう休めばいいのか分からなければ、また細かく書いてみましょう。問題は細かくしていけばいくほど、分かりやすくなります。

 

時間の無駄だと感じている?

3つのろうそく

こんなこと言うと「休む、眠る、そんなの分かっているけど、できないから困っているんだよ!」という方もいるのではないでしょうか。

 

まず私から聞きたいのは、「なぜできないと思いますか?」です。

 

「休むことがいいのは分かっているのに、休めない。その結果身体的に疲れている」としましょう。

 

休んだら、なにを失いますか?

 

私は時間だと思います。

 

これはどんなことにも共通していて、私たちはなにかをすると時間を費やします。

 

恐らく、意識的に、無意識的に、「この行動に時間をかけるのはもったいない」と思っているのではないでしょうか。

 

というのも私自身、そう考えることが多いんです。

 

ここで寝れたらいいのは分かっているのに、悩みが頭から離れない。

 

なにかいい策を考えなくては。なにか逃れる方法を考えなくては。でないと、この状況から抜け出せなくなる。

 

だから考えるのに時間を費やして寝れなくなるんですね。

 

考えること>時間となっているんです。

 

時間は有限です。

 

皆さんが思う悩みが解決できない理由は分かりませんが、私は時間を費やす場所を間違えることが怖いんではないかな、と思います。

 

ただ3つの法則を使って、私たちはなにが今最善なのかを考えました。

 

だから自分を信じて、まずはその3つにとりかかってみてほしいなと思います。

 

まとめ

今回紹介した本で、世の中は3でできている、と聞いたとき、鳥肌が立ちました。実はなぜ「3」なのかに関しては科学的な根拠はまだ見つかっていないようです。どんなことにせよ、思いが煮詰まったり、苦しくなったら、まずは3つにまとめる、3つ書く、3つ行動する、など、3を意識してみるとうつ病も和らぐかと思います。ぜひ試してみてください。

 

<今回紹介した本はこちら>