うつになってから人が怖い。どうすればいい?
うつになってから、自分の意思と反して無条件に人が怖くなることが増えます。
それは初めて会う人や電車の中だけではなく、自分とは近い関係にある彼氏彼女、旦那妻、母父、兄弟も例外ではありません。
もし今人と話すことが怖いと思うなら無理して会わなくても大丈夫です。
自分にとって近い人が怖いときに、私の経験から話せることを今日は書いていこうと思います。
目次:
!少しじっくり読む!
*この記事は個人談をもとに書いています。専門家ではないので、その点ご了承いただけると幸いです。
人が怖い(私の経験談)
過去に私は満員電車や友人が怖かったという話をしましたが、実は幼馴染や家族皆、言ってしまえば人そのものが怖くなったことがあります。
一番近い存在である人たちでさえも怖く感じる自分を、私は申し訳なく思い、よく責めていました。
この先も人に怯えながらどう生活をするのだろうか、と考えるのも不安でした。
どうすれば怖くなくなるの?
では、どうやって私はこの恐怖や不安から逃れたのでしょうか、という話ですが、時間です。
私もたくさんの人に会ったり、満員電車を避けてみたり、好きなことを始めてみたり、自分にこの人たちは怖くない、と言い聞かせたり、様々な方法を試しました。
けれど乗り越える壁が大きすぎて、幼馴染と家族の暖かみを感じられるようになるのに4年かかりました。
もし治りかけ、またはうつの症状がそれほど出ていないなら、友人や気が許せる人に会うことで少し良くなります。
だたもし私のように、誰に対しても暖かみを感じられなくなったなら、根気強く向き合う時間が必要かな、と思います。
ただ人によって症状も治るスピードも違うので、一概には言えないです。
なにが効く?
時間が解決してくれますが、同時に私は様々な方法で克服をしてみました。その中でもこの方法をすると、人が怖くなくなる、というのがあるので紹介したいです。
1. トラウマと向き合う
私が試してきた方法の中でトラウマと向き合う、というのが実際一番大きかったです。
これは劇的によくなったランキングで2位に入っていて、被害妄想にも有効的だという話もしました。
やはり人がダメになってしまった原因がどこかにあるので、その原因を探り、そこに向かってどう対処するかを考えるのが一番良かったです。
2. 休息をとる
もし今なにもできない状態で、このブログを読むので精一杯なら休息を取ることです。
恐らく今トラウマに向かっても、万全ではなかった自分を責めるので、今はベッドに寝ころがって好きなことをたくさんしましょう。
意外にも寝て起きたら、人が怖くなくなっていることがあります。
3. 人と会う
他にも人と会うのも良かったです。ずっと部屋にいると寂しくて辛いので、その気持ちを紛らわすことができました。
また自分と一緒に会ってくれる人がいる、という気持ちは安心感につながります。
ただその代償として、人に会う怖さやそう思ってしまう自分を責めるので辛くなりました。
人と会うのは、自分が会いたいと思ったときのみにしてみてください。
身近な人との付き合い方
とはいえ、彼氏ほど近い人さえも怖く感じてしまうのなら、どう伝えればいいのか悩むと思うんです。
私も友人や周りの人に、今人が怖い、信頼できない、という話をすると、ショックを受けた顔をしていました。
けど本当にあなたのことを大切に思っているなら、相手はそんなことで逃げません。どうやって向き合ってもらえばいいのかを話し合えば、きっと協力してくれます。
ちなみにですが、私の経験上周りの人に迷惑をかけます。けどそれでいいんです。
彼氏や旦那さん、奥さん、上司、友達などでも顔合わせたくない、会いたくないって思ったらそれでいいんです。
会いたいって思ったら、誘えばいいんです。
断っていたのに今更誘うなんて申し訳ない、と思うかもしれませんが、そんなときは事前に周りに伝えると気持ちが少し和らぎます。
「誘いを断ることがあるけど、嫌いという意味ではないんだ。本当に精神的に辛いんだ。けど大丈夫なときがある。そんなときは会ってほしい」
「一緒に暮らしている人に対して、会いたくないって思うことが申し訳ない。けど私の気持ちは変わっていない。ただ今だけ一人にしてほしい。けどたまにどうしているかチェックしてほしい。」
などと言ってみましょう。
うつ病は人が怖いくせに、一人で放っておかれるのが辛い病気だと私は思っています。
全てを理解してもらうのは難しいかもしれませんが、自分のやりたいように今は周りを振り回さないと、どんどん人が怖くなって、自分が辛くなっていくと思っています。
逆にこれだけ振り回してもついてきてくれる人がいる、と感じれたら、周りに気を許すこともしやすくなるはずです。
でも本当にそれで去ってしまったら?
しかしそれで彼氏や彼女、旦那さんや奥さんなどが逃げてしまったら?上司に異動願いを出されたら?友人に嫌われたら?
私は仕方がないと思うんです。うつ病の方を面倒見る方たちも大変だと思うんです。
「会うだけなのに、なぜ会えないのだろう」
「なぜこんなことで、こんなに反応するのだろう」
精神病になったことのない方からすると、私たちの行動一つ一つが不思議に思えることもあります。
そして、分からないことに向かっていく作業はとても大変です。
なにより私たちの人生があるように彼らにも、彼らの人生があります。
その時間をいくら私たちに費やせるのか、というのも人それぞれだと思うんです。
だから本当に去ってしまったとしても、決してあなたのことを愛していなかったわけではないですし、彼らにとって相当勇気のいることだったと思います。
だから彼らを責めないでほしいし、自分のこともどうか責めないでほしいです。
私たちにも私たちの人生があるので、他の人が自分をどう扱うかよりも、今はうつ病であることを受け入れ、向き合っていくことが大事です。
その他解決方法
過去の記事で、人が怖いときに使えそうなものがあったので、引っ張ってきました。視線恐怖症、被害妄想ではない方でも、これらの方法は役に立つと思います。
ぜひ確認してみてください。
視線恐怖症を治す方法。人が怖いときにも使えます:
被害妄想を治す方法。人が怖いときにも使えます:
友達との関係に不安を持っているとき読んでもらいたいです:
まとめ
身近な人が怖い、という経験はとても不安になると思います。人と人との支え合いが大事なのに、こんな状態では生きていけない、と思っても仕方のないことです。きっとしばらくは辛いですが、あなたを支えてくれる人がきっと周りにいます。その人たちの助けは今借りましょう。もし本当にその関係がダメになってしまっても、仕方のないことだと思います。たくさん泣いて、また再会できると思って次に進んでみましょう。