視線恐怖症の治し方
前回はどのように視線恐怖症がひどくならないように自分を守るのかという話をしました。
視線恐怖症をひどくしないことは、うつをひどくしないことにも繋がります。
ただ自分を守るだけではなく、この記事ではどのように視線恐怖症を治していけるのかについて話していきます。
この記事を読むことで、視線恐怖症に対する不安が消えて、うつ病の方も症状が和らぐと嬉しいです。
視線恐怖症になる原因と、ひどくならない方法を知りたい方は下記の記事を読んでみてください:
目次:
- 「周りはそれほど気にしていない」を知ることが大事
- 1. 原因を探る
- 2. 友人に思っていることを伝える
- 3. 自分が相手だったらどう思うかを考える
- 3. 自分がそういう気持ちに駆られているのかも?
- 4. 愛を感じる
- まとめ
!少しじっくり読む!
*この記事はうつ病の方をターゲットとしていますが、精神的に悩んでいる方にも効果的です。
*この記事は個人談をもとに書いています。専門家ではないので、その点ご了承いただけると幸いです。
「周りはそれほど気にしていない」を知ることが大事
視線恐怖症は社交不安症の一種です。様々なウェブサイトで解決方法を調べたところ薬物治療(薬)と認知行動療法(カウンセリングなど)で治すことができます。
私自身、自分で認知行動療法、つまり考え方を変えていくことで視線恐怖症を治していきました。その中で一番大事なのが「周りが実は自分に目を向けていない」と知ることです。
初めて会う人に強い感情をいだいてじっと見ることは稀ではないでしょうか。
あなたが相手を見ていることで「なんか見られているな」と相手は思うかもしれませんが、それに対して「見るな!」や「おかしい人だな」と考えるほど相手の頭はまわっていないと思うのです。
意外と皆考えていることはシンプルで、それが分かると、対人関係面でのうつの症状が良くなります。
1. 原因を探る
視線恐怖症になったのには理由があるかもしれません。その原因が分かるだけでも、視線恐怖症は和らぐし、解決策を出すこともできます。
具体的な方法は別記事でも紹介したことがあるので、参考にしてください。
書いて原因を探る方法です:
寝ころがって原因を探る方法です:
2. 友人に思っていることを伝える
被害妄想の記事でも書きましたが、友人の答えを聞くことで自分の意見がズレていることを確認できます。
詳しくは下記記事の1. を参考にしてください。
被害妄想を止める方法(視線恐怖症でも使える方法が載っています):
3. 自分が相手だったらどう思うかを考える
「この人を見てたいことがバレたら、軽蔑される」と考えたとしましょう。
しかし、実際に軽蔑しているのかどうかは分からないですし、他のことを考えていたのかもしれません。
なので自分が相手だったらどう思うのかを考えてみるといいです。
例えば、満員電車で座っていて、目の前の子がじーっと見てきたとします。
「不快だな。なんで見てくるんだ。」
というのも一意見ですが、
おそらく
「私の顔になにかついている?」
「ボーッとしているのかな?」
「あれ、もしかして私/僕に惚れている?」
など他の考え方もできます。
このように安心感を生むのに、自分の考えていることを相手が考えていないかもしれない、と考えることは効果的です。
詳しくは下記の記事を読んでみてください(対人恐怖症でも使える方法が載っています):
3. 自分がそういう気持ちに駆られているのかも?
誰かに攻撃されるのが怖い、というその気持ち、自分が誰かを攻撃したくなるような気持ちになっていませんか?
心理学で投影といい、例えば自分が誰かを嫌いだとして、その事実に自分で気付くのが怖いから相手が自分を嫌っている、と自分の気持ちを相手が持っていると考える心理のことです。
もし視線を合わせたら殴りかかられる、という気持ちを持っていたら、もしかしたらあなたが視線を合わせたら、相手を殴りたくなるぐらいイライラしているのかもしれません。
相手が不快に感じるのではなく、もしかしたらあなたが不快に感じているのかもしれません。
もし本当に投影によって起こっていたら、相手の思いを自分が作り出していた、と気持ちが楽になりますし、自分の持っている問題に気づけますよね。
こちらの記事でも投影について話しています:
4. 愛を感じる
周りの人の視線が怖く感じるのは、自分が守られている、という感覚が少ないからかもしれません。
もし自分が周りに愛されて当たり前だと感じているなら、誰かが自分の視線を気味わるがったり、不快に思ったりすることはないと考えるでしょうし、
リラックスした状態で人のことを見れると思うのです。
愛を感じるには、誰かとハグをしたり、過去の温かい思い出を思い出したり、誰かに嬉しい言葉をかけてもらったり、など色々あります。
愛を感じる方法は以下の通りです。
<愛を感じる方法>
まとめ
視線恐怖症はうつ病の中でもかなり苦戦した問題です。友人とのご飯も楽しむことができなくなり、悔しくて辛かったことを覚えています。この記事を読んで、人との関わりが少しでも楽になってくれたら嬉しいです。