今危ない?自分のうつレベルが分かる指標
「あなたはうつ病ですね」
そう言われて驚く方も多いでしょう。
うつ病といっても、
言葉では表現しようがないほどつらい沈んだ気分または興味・喜びの喪失が、ほとんど一日中ほぼ毎日、2週間以上続き、仕事や日常生活の困りごとが出てきてしまう―これが「うつ病」なのです3)。
というようにうつの症状が出ても、すぐに治ったならうつ病ではありません。その上、うつ病には調子のいいときと悪いときがあるので、見分けづらいです。
ちょっとした変化を気にせず生活をしていたら、いつの間に重いうつになっていた、ということも少なくないようですね。
また、うつ病のチェックシートで、「騒音が気になりますか」と書かれても、どれぐらいだったら異常なの...?笑となる人も多いでしょう。
チェックシート:
どこからが心配したほうがいい境界線なのか、私がうつ病になるまでの過程を上のチェックシートと合わせながら、1つずつ各記事で紹介していきたいです。
!まあまあじっくり読む!
*この記事は個人談をもとに書いています。専門家ではないので、その点ご了承いただけると幸いです。
目次:
私のうつ病について
まずは私の状態について軽く説明します。
私は大学に通い始めのとき(2013年〜)と香港への交換留学中(2015年〜)の2回、精神科が私をうつ病だと診断しています。
詳しくは下の記事でまとめていますが、自覚症状が出始めたのは、香港留学をしていたときです。
詳しくはこちら:
ただし、うつ病だとハッキリと確信できたのは2回目の診断の時、香港留学から5年立った頃でした。
私もそれまでは確信を持てなかったので、留学話を合わせて私のうつが重くなるまで話をしていきます。
今自分がうつ病なのか分からずモヤモヤしている方や、周りにうつ病かもしれない人がいる方にとって役に立つ記事になってくれたら嬉しいです。
<私のうつ病指標>
まず、下の順番に指標を紹介をしていく予定です。
<うつ病指標>
1、常にイライラする 危険度★
人によって出る症状が違うとのことなので、私の経験が直接当てはまらないかもしれません。
私の書いた経験話を元に、自分が今どの辺にいるのか、
どれぐらい深刻なのか、助けを求めていいのか、など判断できたら嬉しいです。
①常にイライラする:危険度★
イライラは私が一番最初に感じた変化です。
イライラすることは元から多かったものの、気がついたら常にイライラしているようになっていました。
例えば
店員さんの態度が悪い、
友人が私のことを気にしてくれていない、
といった、普段ならどうってないことにさえイライラ。それが時が経つにつれて、当たり前になっていました。
<イライラはうつ病への小さな1歩>
チェックリストに「イライラしたらうつ病」だという表記はないものの、自分の経験から、イライラはチェックリストにある症状を作るきっかけになっていると感じました。
うつ病は自分の理想と現実とのギャップから始まります。
自分の思い通りにいかなくなると、不安や焦り、疲れ、そしてイライラした感情が出てきます。
それがずっと続いて自分の力ではどうにもできない、と感じたときにうつ病が悪化して、最悪のケースだと命を絶つことを考えるのかな、と感じました。
たしかにイライラすることは誰にでもありますが、これが慢性的に続いているのか、イライラから抜け出す方法があるのか、といった点によっては危険だと思います。
うつ病は早く気づけると回復も早くなるので、ちょっとした違和感に気づいて治していくことが大事です。
<理想を追い求めることは悪い?>
ただ理想的になることが悪いのではなく、自分のキャパシティを知ることが大事です。
理想を持つこと自体はポジティブに生きるのにいいことだと思います。
ただ
自分にどれだけの能力があるのか、
どれだけ助けられているだろうか、
自己評価はどうだろうか、など
自分を知って、できる範囲で無理しないことが大事です。
これについてはまた別のときに書きたいと思います。
<自分の理想と違った留学>
私も留学に行って、自分のできなさと周りの賢さに驚いて、イライラが募っていきました。
そしてある時点で気づいたんですね。
「あ、これ私がどれだけ頑張っても追いつけない」
疲れ切っていたのに、そこで私は勉強をすることをやめたり、自分のやりたい、と思っていたことを諦めることができなかった。
親にお金を投資してもらった分、成果を納めなくてはいけない。
留学って大金が必要ですからね....どうしても引け目を感じました。
もしここで「親のお金なんて知らんこっちゃ」って考えられたら、うつ病にならなかったかもしれません。
親からお金をかけた留学を有効なものにするようプレッシャーがかかっていたこともあって、楽しむよりも成功しなくてはいけない気持ちが強くなっていました。
課題ややりたいことは積もっていくし、チャンスは次々と見逃してしまう。どれだけ頑張っても変わらない状況にイライラするようになります。
朝起きてイライラ
友人のちょっとした言葉にイライラ
ボーッとしているときもイライラ
八つ当たりならいくらでもできるぐらい、余裕がない状態でした。
これが私のうつ病の始まりだったと今思います。
<チェックリストからは3つ当てはまっています>
実はチェックリストの中で小学4年生のときから、感じていた症状があります。
☑️体がだるく疲れやすいですか
☑️首筋や肩が凝って仕方がないですか
☑️以前にも現在と似た症状がありましたか
これらに気づいたのは20代中盤でヨガをするようになってから。ヨガをしてからは驚くほど体が軽くなって、起きるのも楽になりました。
自分の性質だと思ってそれぞれの症状を放っていましたが、今思うとうつ病の表れだったのかもしれないです。
1)体がだるく疲れやすいですか
小学4年生のとある日にベッドから起き上がったら、すごくダルかったんですよね。
・朝起きると頭がボーッとする
・階段を上がっただけなのに息が上がる、苦しい
・座っていたい
というのは日常的にありましたが、ただ自分は人より疲れやすいだけだ、と思っていました。
2)首筋や肩が凝って仕方がないですか
同じ時期に友人から私の肩こりがひどい、と言われました。
体育のストレッチで私だけ体が全く動かなくて、運動音痴なのだと恥ずかしく思っていましたね。
・体が異常に硬い
・頭や肩を回すとゴリゴリ音が鳴る
おじさん顔負けの凝り方でしたが、それも自分の性質だと考えていました。
3)以前にも現在と似た症状がありましたか
性質上うつ病になりやすい傾向の人もいるし、それが小学生のときからだったとしてもおかしくない、と精神科医から聞いたことがあります。
この記事にあるように、母親に対する愛着などが不安定である子供は、幼少期でもうつ病などといった精神的な病気や障害を促すことがあるようです。
幼少期からうつ病になる可能性もあることが書いてあります:
うつ病は大人になってからなるわけではないということですね。
このように、チェックリストだけを見ると、「皆よりも肩は凝りやすいのは昔からだしな〜」などと見落としがちですが、自分が思っているよりも早く発症していこともあります。
まとめ
うつ病と聞くと、部屋から出れない、ネガティブなことばかり考える、と言った症状を考えると思いますが、実際はこういうイライラや肩こりなど、ちょっとしたことがうつ病の初期症状とも言えます。慢性的に起こっているなら、気をつけたほうがいいと思います。
イライラの解決策はこちら!