うつ病の薬って効果は実際どうなの?

心療内科や精神科に行って、「うつ病です」と診断を受けたら、一緒に薬をもらうでしょう。
しかし飲んでみたらボーッとする、だるく感じる、効いている感じがしない...。
その薬、効果があるか疑ったことはありますか?
私自身インスタグラムで、多くの人が抗うつ剤を飲んでいるのを見ました。
そのなかには薬を飲んで、一時的によくなったけど、また悪くなった、という意見も多く見られます。
実際、私の周りで「薬はうつが重くなければ、飲まないほうがいい」という意見が多いのです。
精神科医が出したものなのになぜ...。
色んな人の意見をもとに私の理由も説明します。
目次:
*この記事は個人談をもとに書いています。専門家ではないので、その点ご了承いただけると幸いです。
*死に関することに少し触れています。ご自身の判断でお読みください。
*臨床心理士の方にチェックしていただきました。
薬は飲んだほうがいい!という意見

もし本当に薬が悪いのなら、なぜ精神科医は勧めてくるのでしょう。
そもそもいい効果があるから精神科医は勧めますし、それを必要とする人も多いから飲んでいる人も多いのだと思うはずです。
まずは薬を飲むメリットをお話ししますね。
<抗うつ薬の効果>
抗うつ薬の効果は、「こころ」ではなく、「脳」に働きかけます。
悲しいことやトラウマなどで歪んでしまった神経伝達を正しく直してくれるということです。
私もうつ向けの睡眠薬を精神科医からもらいましたが、飲んだ後の数日間はうまく眠れて、自殺願望もなく、体の疲れが取れて、効果を感じました。
参照ウェブサイト:
<副作用がそれほどない>
抗うつ薬には依存性のような副作用はありません。
喉が渇く、体重が変わる、頭痛、などといったものはありますが、頭がおかしくなることはないです。
また人によって効き目や出る副作用に個人差があります。
薬は飲まないほうがいい!

一方で飲まない方がうつ病にはいい、という方も多くいます。それにはいくつか理由があります。
1. うつ病がひどくなることがある
Joddie Skillicorn (ジョディ・スキリコーン)という精神医が書いた"Healing Depression without Medication(薬物治療なしでうつ病を癒す)"という本では薬物を使わない治療方法を紹介しています。
彼によると、抗うつ薬がうつ病に効いているか見る実験では、どの抗うつ薬も最初は効果があるものの、その後効果が得られないどころかうつ病が悪化した人もいるという論文があるみたいです。
2. こころによる依存性はある
また同じ本からですが、Joddie Skillicorn(ジョディ・スキリコーン)いわく、薬そのものに依存性がないものの、最初に薬の効き目を感じたため、うつ病の人たちは薬で効果が得られると信じ、依存します。
うつ病には、うつ病となる原因があり、その問題をとかないと同じことを繰り返します。
なので問題から距離を取り、休息を取り、それからどうするかを考えるのがベストです。
ただし、誰でも「うつ病になるほどの問題」に向き合うより、薬を飲めば「病気」を治せると思ったほうが楽でしょう。
そのため、最初に飲んで効果を感じたために、薬を飲み続けることで安心するようになります。
言ってしまえば、薬を飲む行動が問題から逃げるための依存になります。
すると薬を止めることが怖くなる、とのことです。
3. 薬によって症状が悪化した人も
これは私や周りの体験談ですが、うつ病で薬を飲んだ人はその後精神的におかしくなる方が多いと聞きます。
薬なしでは生きていけなくなる、という人も聞きますし、辞めるときが一番辛い、と話す人もいました。
ずっと飲み続けている方たちからは「まだ飲んでおらず、症状が悪くないのであれば、飲まないで」とも言われましたね。
お医者さんはなぜ薬を勧めるの?

もしこの本に書かれていることや周りのいうことが正しいなら、なぜ精神科医は薬を勧めるのか不思議だと思います。
私も不思議に思ったのですが、周りの意見を聞いていると、お金儲けのためのかな、と感じました(違ったらごめんなさい)。
そもそも診察時間~40分で分かるわけがない
まず私がお世話になっていたカウンセラーは精神病院で精神科医として働いたことがあります。その彼女いわく40分ぐらいの診察でその人の症状を理解することは難しい、とのことです。
精神部分は、影響のある幼少期から今までの話を細かく聞いて、判断できるらしいです。それを初見で「うつ病」「発達障害」などといって薬をわたす医者の判断を信頼できる?と言っていました。
たしかに、「ベッドから起き上がれなくなった」という症状は、精神科医にはうつ病と判断されましたが、内科医には睡眠不足と血圧の低下によるもの、と判断されています。
医者が違うから言うことが違う、とも取れますし、都合よく解釈をしている、ともいえますね。
薬でお金儲けをする
私の知り合い親子抗うつ剤を長いこと飲んでいる方がいます。お二人とも頭のいい方達で、そのうちの一人は医学系の学部で勉強していました。
そして聞いたのは精神病の薬は儲かるという話です。
最初にもらう薬は少量で安いかもしれません。しかし、うつ病の薬を飲んで、状態が悪くなればなるほど薬は増えていき、薬漬けになります。
精神病はすぐに治るものではないですし、うつ病の人たちも薬に頼るので結果的に精神科医は儲かる、とのことです。だから精神科医は薬を勧めるのではないか、と聞きました。
またそれを裏付けるかのように、Joddie Skillicorn (ジョディ・スキリコーン)の本では薬がうつ病に悪い結果をもたらすという論文は、世論にはそれほど発信されていないとも書かれています。
事実かどうかは分かりませんが、私は一理あると感じました。
個人的には薬を勧めない
様々な意見があると思いますが、私も薬は飲まないほうがいいと思いました。
私も自殺願望が強かったときに、精神科医でお薬をもらっています。
それは睡眠薬のような抗うつ剤で、2週間毎日飲むよう言われました。
1. 飲んでみて怖かった
薬をもらった次の日が仕事だったので、言われた量の半分だけ飲んで寝ると、ぐっすり眠れ、自殺願望も消えたのです。
しかし、朝起きると体がフワフワ。車にひかれても分からなさそうなぐらい、頭がボーっとする。
職場についてからも、うまく言葉を発せないし歩くのがしんどい。
先輩に事情を伝えると、顔面蒼白だったようで長時間休憩をいただきました。
休憩中は2時間ぐらい寝ていたと思います。今思うと眠すぎてボーっとしていたのかもしれませんが、あの感覚はとても怖かったです。
自分が自分ではないようで、あの感覚に慣れるのだと思うと背筋が凍りました。
2. オーガニックな方法で治したい
自殺願望を抑えて仕事を続けたい、という思いで薬を飲み続けることを考えていましたが、結局お仕事を辞めたので薬もその1回で止めました。
ただその経験から思ったのは、相当追い詰められていない限り薬に頼るのはやめよう、です。相当ひどい状態でなければ他にも自然に治す方法がたくさんあるんです。
サプリメント
うつ病だと診断される数ヶ月前から飲み始めていました。抗うつ薬ほどの効き目はないものの、日中のだるさを取るには良かったです。
ちなみに、内科のお医者さんに血圧が低いと言われてビタミンBを毎朝取っていました。
もしベッドから起き上がれない、気分が上がらない、という症状が出るなら、薬の前にサプリメントに頼ってみるのがいいと思います。
サプリメントの選び方に関してはこちらの記事で詳しく話していますが、
→国内で製造されたものを買う
→栄養素を抽出しただけのものは避ける
この2点に気を付けてもらうと、安全にサプリメントを楽しめます。
ちなみに、仕事上色んな広告を見ているのですが、こちらのサプリメントは評価が高かったです。


これが一番上にあったコメント。
下の二つはサイトの中で一番低かったコメントです。星1が2人で、星2が0人なので悪くないのかな、と思います。
こういった評価を気にする友人いわく、星が3.5以上の商品は合格らしいです。笑

宣伝になりましたが、そんなに悪くないので試してみるのもいいかと思います。
カウンセリング
カウンセリングもオーガニックでいいな、と感じました。先ほどいったように薬を飲んでも、うつの元を解決しないと同じことを繰り返す、と本にあります。
もしこの説が本当なら、カウンセリングで思考の歪みを取りながら、原因を探すほうが副作用も出ないし、体にいいと感じました。
人によっては悪化することがあるらしいので、お試しで行くぐらいの気持ちでまず始めてみるのがいいと思います。
運動
運動もうつ病に効果的だと大学の授業で学びました。
それを信じて週に2回ジョギングをしてみたところ、気持ちの落ち込みが減って以前より眠れるようになりました。
運動も結局、直接的な問題解決ではありませんが、お金をかけて薬を飲むぐらいなら、運動で同じ効果を得られる方がエコだと感じています。
運動が本当にうつ病にいいのか?ということについては下の記事で書いています。よかったら読んでみてください。
運動が本当にいいのか、ということつについて書いています:
それでも薬を飲みたかったら
ここまで薬を飲まないほうがいいと話していますが、自分には薬が必要だと感じたらそれはそれでいいと思っています。
なぜなら自殺願望が強かったときに薬を飲まなかったらどうなっていたのだろう、と私自身思っているからです。
ただ一つ注意してほしいのは薬の量。
薬は個人によって効き方も副作用も違うので、主治医と話し合いながらアドバイス通りに飲んでください。
それでもなにかおかしいと感じたら、周りから意見を求めたり、お医者さんを変えてみたりするのも手です。
精神科医のアドバイスを聞きつつ、自分の直感を信じて薬の取り扱いには気をつけてください。
また、私がインスタで愛読している漫画家で笹川めめりさんという方がいます。お母様がうつ病だったらしく、その体験を漫画にしています。
薬物治療についても触れているので、おすすめです。
まとめ
個人的には薬は副作用や「こころ」の依存性がある、と聞くのでオススメしませんが、窮地に立たされているなら薬物治療がいいのかな、とも感じます。ただ一つ、自分の体を大事にすることは忘れないでください。