うつ病から抜け出す方法
今日は私の個人的なメッセージです。うつ病は症状が浅くなったり、深くなったりを繰り返します。
何ヶ月、何年この状態が続くのか、いつ抜け出せるのかと不安になることも多いと思います。
過去に言ったように、うつ病になっても私たちの本質は変わらないから、うつ病であることを責めなくて大丈夫です。
トラウマやうつ病になったことをどう受け入れていくかについて書いています:
ただ、いつかよくなると理解しても、抜け出せないと不安に感じることが多いと思います。そんなときに読んでほしい記事です。
目次:
!少しじっくり読む!
いいことばかり続かない、悪いことばかり続かない
高田純二さんの言葉で好きなものがあります。
「いいことばかりが続くわけがないんだ。でも、これは言い換えれば、悪いことばかりがずっと続くわけでもないということ。もし、今悪いことばかり続いている人も、気楽に行っちゃっていいってことだと思うよ。」
正直うつを経験して、まだ悪いこと続くの!?という経験はしてきました。けど続けば続くほど、私はいいことが起きたときの幸せを噛み締めています。
いいことばかりが続くことが当たり前になると、感謝の気持ちが薄れますし、私利私欲が強くなることも多いです。
一方で、悪いことも経験すると、いいことがどれだけ大切なのかを理解できます。
だから悪い経験をするだけ、私たちはなんてないこともいい経験として楽しむことができます。
私自身うつ病になって気づきましたが、バリバリ稼いで、コネクション作って、美味しいご飯食べて、綺麗でいることも楽しいけど、
それよりも普通のご飯を食べて美味しいと感じられたり、一緒にいる友人の暖かさに感謝ができたり、道端に咲く花を綺麗だと思えたり、
そういうことを幸せに感じられる方が、日々生きていて満たされました。
悪いことにはどん底があるから、底に落ちたらはい上がるだけだ、と言いますが、いいえ、底が何重にもなって、何度も落ちて抜け出せなく感じるときもあります。
でもその底にずっといることはなく、いいことばかり続かないように、悪いことばかり続きません。
そして悪いことを経験した分、抜け出せなかった分だけ私たちは幸せを感じやすくなります。
うつ病から学べることを考えてみる
うつ病になったから人生終わり、ではなく、「うつ病になる」という経験でなにを学べるのかを考えてみるといいです。
中学生の頃に読んだ「ホーリースクール」という小説で「ピンチのチはチャンスのチだ」と言っていました。
小説 ホーリースクール:
皆ができる経験ではない経験をしているので、学べるものは全て学んで、楽しんでみたらいいと思うんです。
辛い、苦しい、という感情も「あー、今すごく苦しい。こんな苦しくなれるんだ笑」ぐらいにとればいいと思うんです。
そしてきっと学び終わった頃にうつ病も良くなっていくのではないかな、と思います。
だから死んでもいい、ということではないですし、できるなら苦しい経験はしたくないものですが、今貴重な経験をしているんだって思えたら少し気が楽になると思うんです。
人生の中で経験する良いことも、悪いことも、誰にも真似できない貴重なものだと私は思っています。
約束はできないけど、良くなる
私は無責任に「うつ病はいつか終わる、大丈夫!」とは言えないです。
私自身うつ病がひどいときに、そんなこと言われても何も知らないくせに、という気持ちになりましたし、よくなる、と信じるだけ期待を裏切られたことも何度もあります。
けどそうやって繰り返しているうちに、少しずつうつ病はよくなりました。
私の壮絶な5年間もそろそろ終わりに近づいていると感じています(終わってほしい、と願っています。笑)。
だから希望を持ってほしいです。
あなたを必要としている人はどこかにいます。
ただそれに気づいていないだけだと思うんです。
自分をもう少しだけ信じてあげてください。
10回裏切られたなら、後もう1回信じてあげてください。
100回裏切られても、もう1回信じてあげてください。
何回裏切られるかは分からないですが、1000回裏切られることになっても、いつかほんの1回叶うだけで救われることがあります。
周りがあなたを無能だとか、なにもないだとか、どうでもいいとか、そう感じていたとしても、自分だけは自分のそばにいてください。
それがうつ病から抜け出せる一つの方法です。
まとめ
元気になれて嬉しかったのに、また元通りになってもどかしくて悔しい気持ちを経験したことがあると思います。私自身、それがいかに辛いのかを身をもって経験しているので、皆さんに大丈夫とは言えません。ただ私自身5年、もしくはそれ以上かかるかもしれませんが、うつ病になったことを悪いことだと思えていないです。むしろ私が見失っていたものに気づかせてくれました。皆さんもうつ病であることで学べたことを一度考えてみてはいかがでしょうか。