鬱になったけど、立ち直りたい!

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うつ病で辛いあなたへ - 鬱になったけど、立ち直りたい!

うつ病で辛いあなたへ

※死に関する表現があります。

 

こんにちは。

 

この記事はあなたに向けて書いています。

 

ベッドから起き上がれなくて、しんどくて。

 

情けなくて、消えたくて。

 

そんなあなたに向けて書いています。

 

このしんどさが続くなら、消えるほうが早い。

 

そう思うでしょう。

 

私も同じ気持ちを何度も味わいました。

 

何度も自分を殺そうと思いました。

 

けどそんな私が「なぜあなたのうつ病はいつか治る、と私は思うのか」というお話をします。

 

不思議ですよね。

 

治らないと思っていたのに、一生懸命生きていたら治りました。

 

うつ病は治ります。

 

特に「ああしなさい」「こうしなさい」といった説明を書く予定はありません。

 

ただうつ病を4、5年ほど患ったことのある私の話に耳を傾けてくれたら嬉しいです。

 

社会不適合だからウツになりました

私は皆ができることが、小さい頃からなぜかできず、取り残されないよう必死でした。

 

ただでさえ浮いているのに、皆がAの選択をするなか、私はBを選ぶような人です。

 

だから、なおさらストレスや圧力も大きかったのだと思います。

 

他にも、

  • 親からの暴言・暴力・執着
  • 犬の介護
  • いじめ
  • 会社での不適合  など

 

それなりに経験しています。

 

そしてうつ病になったきっかけは、一流大学への留学。

アジアでTOP10に入る大学です。

 

私はどちらかというと勉強はできるほうでも、スマートなほうでもありません。

あまりに大きいスキルの差。

そしてそれを苦ともしない周りの留学生。

私は英語を学んできたのに、話せない子よりもできていませんでした。

 

いつものようについていこうと必死に頑張った結果、

ウツになりました。

 

そこからどんどん雪だるま式に、新卒入社や介護などで悪化し、

いつの間にか私は死ぬことにしました。

 

治らないと思った

もう無理だろう。

 

毎日すごくイライラするし、緊張が止まらない。

なにをしてもリラックスできない。

 

たくさん寝るとよくなる。

けど眠れない。

 

一人が寂しいから交流したい。

なのに人を拒絶する。

 

原因を書き出そうとする。

けど書き出してもよくわからない。

 

いろんな方法を試しても、私のウツは治りませんでした。

ずっと死にたくて、苦しくて、けど終わりがない。

きっと今のあなたと一緒だと思います。

 

やっと立ち上がれたのに、また寝込んで、

やっと仲良くなれたのに、また会うのが辛くて、

 

ウツウツとした気持ちに何度も挑んでいるんですが、なかなか終わりが見えない。

 

何度これを繰り返せばよくなるのだろうか、安心できる明日が来るのだろうか。

 

死んでしまえば、この不安から逃れられる。

死んでしまおうか。

どうせ私がいなくなっても、誰も悲しまない。

私はこんなことに悩む必要がなくなる。

 

そう私は思っていました。

 

転機があった

私のうつ病がよくなったのは、フリーランスになってからでした

 

驚くぐらい、身体が軽くなって、起き上がれるようになり、

1年ぐらいかけて、新しい人とも会えるようになっていました。

 

4、5年ぶりぐらいに、初めて、

起きたときに嫌な気持ちが微塵もありませんでした。

嬉しさを噛み締めて、泣いたのを覚えています。

 

悩んでいたのが嘘のように、私はうつ病から脱したのです。

 

なぜ?

 

私は自分でもよく分からなかったのです。

けど後々、そもそも頑張る必要がなかったことに気づきました。

 

私は正社員として働けない=人として終わっている

と無意識に考えていたんです。

 

だから正社員として働ける努力をし、

うつ病が悪化しました。

 

しかしフリーランスになったことで、

私は「正社員として働けない」状態から抜けました。

 

私の言いたいことは、「そこ、本当に頑張る必要ある?」ってことです。

 

下の図を見てください。

 

私たちはうつ病によって視野が狭くなっています。

 

そしてうつ病を経験した人は、その辛さに慣れているので、

また同じことを繰り返します。

 

違います。

それは慣れていい辛さではありません。

 

うつ病とそうでない人で、「頑張る」力の配分が違うことを示している

「頑張っている」の図

 

例えば、1万円を渡され、それを1ヶ月で100万円にしなさい、と言われたとします。

 

うつ病の人はきっと100万円にする方法を必死に探します。

必死に頑張った結果、50万円までなんとかいきます。

ただ後の50万円がなかなか貯まらず、辛くなってうつ病になります。

 

けど本当は、必ず100万円にする必要がなかったかもしれません。

そもそも頑張って50万円なのだから、無茶なノルマを出すな!と怒っていい場面だったかもしれません。

 

「私がしなくてはいけない」

「しなければ人としてあり得ない」

そう思っていたのは自分や周りの一部だけだったかもしれません。

 

難しいですと言ったら、分かった、と意外とすんなり受け入れてくれるかもしれません。

他の人に協力してもらえたのかもしれません。

1ヶ月を半年にできたかもしれません。

周りにできても、自分にはできないことだったのかもしれません。

 

本当に1ヶ月で100万円にするのは、あなたの責任ですか?

それを続けることは本当にあなたの責任ですか?

 

私はうつ病を克服してから思いました。

 

正社員として働けなくても、人として終わっていない。

両親にひどいことを言って距離を取っても、それは悪くない。

 

もちろんどうにもならない問題はたくさんあると思います。

 

例えば、私が犬の介護をしているとき、協力してくれる人がいないうえ、貯金も底をつきそうでした(両親が非協力的)。

 

「私が面倒を見ないと、苦しみながら死ぬ」

 

うつ病を持ちながら、朝から調理学校へ通う。

もうただ毎日、心身ともに削るしかありません。

 

けど今思うと、友人に協力をお願いしたり、クラファンで支援を頼んだりはできたな、と思います。

 

あとは「苦しみながら死なせたくない」という私のエゴです。

うつ病にならない人は、愛犬が苦しみながら死ぬことよりも、自分の健康を優先したのかもしれませんね。

 

これを読む人たちの中にも、私のようなエゴがあるんだと思います。

 

「1ヶ月で100万円を用意できる人と思われたい」

「そう思われないといけない」

 

「こんなふうにやりたい」

「こうでいなければいけない」

 

その気持ちが、自分を苦しめています。

そして自分をそこまで苦しめてでも、やりたいことなんでしょう。

やらなければいけないと感じることなのでしょう。

 

だから私たちは自分を苦しめてまで、うつ病になってまで、それを続けます。

 

うつ病で辛いあなたへ

離れ難いその気持ちを一旦そっと置いてみましょう。

行動を止める必要はありません。

ただ自分の責任ではない、と言い聞かせてみてほしいです。

 

まるで自分の一部を失ったように思うかもしれません。

その気持ちを手放したら、すべてが悪い方向に行く気がするかもしれません。

 

実際そんなことありません。

それはうつ病を克服したか私だからこそ、言えます。

 

もしかしたら借金や離婚、子育てなど、私には想像し得ないことで悩んでいるかもしれません。

その辛さは私には計り知れないと思います。

 

けど人生それがすべてではないとも思いました。

人生が真っ暗になった私ですが、

健康になって見返すと、何を小さなことで悩んでいるんだ、と思います。

 

自分が健康であること。

 

それさえ守れば、あとはなんとかなります。

うつ病だったからこそ、言えます、本当です。

 

だから今は、なにも見えなくて辛いかもしれません。

どれだけ頑張っても終わりがないように感じると思います。

 

けど大丈夫です。

いつか終わります。

それが5年先かもしれませんし、もっと先かもしれません。

けどいつか来ます。

 

焦る必要もありません。

ただ自分が健康であることが大切であり、それ以外はすべておまけだと思ってください。

 

頑張らなくていいものを見つけたら、手放してみてください。

助けを求めてみてください。

みっともなく、最大の恥をかく覚悟でしてみてください。

何を言ってんだ、こいつって思われることを覚悟で言ってみてください。

やってみてください(もちろん犯罪はなし)。

 

死ぬ覚悟があるなら、それぐらいの覚悟、用意できると確信しています。

死ぬのはそれからです。

 

うつ病で辛いあなたへ

生きてくれているだけで、私は嬉しいです。