ポジティブ思考でうつは回復できるの?
ツイッターで見ると、うつ病の方がポジティブでいなければ!と奮闘する投稿が多く見られました。
私自身ポジティブでいることはうつ病にとってプラスになると考えていますが、意外な落とし穴があるんです。
今日はポジティブ思考でうつは回復できるのか、ポジティブにはどんなデメリットがあるのか、などについて話したいなと思います。
目次:
!少しじっくり読む!
*この記事は個人談をもとに書いています。専門家ではないので、その点ご了承いただけると幸いです。
ポジティブ思考でうつは回復できる?
"悩みや愚痴を言った時、「もっとポジティブに考えなよ!」と激励されることがあります。
— 心のつっかえをとって幸せに生きるbot (@cocorofreebot) December 20, 2020
でも、ネガティブだと幸せになれないのでしょうか?
社会に蔓延するポジティブ啓発文化に戸惑い、生きづらさを抱えている人が増えています。
うつじゃなくても、辛い人は沢山いるんです。"
ポジティブでいればいるほど辛いという経験をしたことがありますか?
私自身ポジティブでいなければ、と考え疲れてしまったことがあります。
それなら、と私はポジティブ思考でい続けることをやめて、ネガティブ思考でい続けることにしてみたのです。結果、ポジティブ思考であるときの方が気持ちは楽でした。
「そもそもネガティブでいることって悪いこと?」と思ったのがきっかけです。
実はネガティブであれば、危機感が上がったり、注意を払うようになったり、失敗を起こしにくくなったりとネガティブがいいとされる点もあるんです。
こちらの記事でも、偉大な科学者はネガティブ思考だった、と書かれています。
ネガティブな方が偉業を成しているケースもあります:
私は今でもネガティブが悪いと思っていませんが、ポジティブな方がよかった理由がいくつかあります。
ネガティブでいることは悪くなかった
理由を伝える前に、まずネガティブが悪かったわけではないことについてお話ししたいです。
うつ病では心の声を聞くことが大切で、その中にはネガティブな声もたくさんあります。
ネガティブでいると、そういった心の声に耳を傾けることができたので気持ちが楽になりました。
また、自分の気持ちをより理解できたので、自分らしくいれたし、仕事においてはたくさん疑って真面目に取り組むので、周りもそんな私を応援していました。
また私の場合、ネガティブであればあるほど洗練されたアイディアを思いつけるようです。
なのでネガティブでいることは悪くないのですが、常にネガティブであることは色んな影響を与えました。
ちなみに常にポジティブであることも、自分の思いを無視することになるのでいいこととは言えません。
ただ気持ち的に8割ポジティブ2割ネガティブぐらいが生きやすいと感じました。
1. 周りが迷惑をする
速水先輩はネガティブすぎるし…ああいうネガティブなオーラ出してる人が1人でもいると皆がネガティブになるし迷惑なんだよなーでも速水先輩って足が速いみたいだからサッカー部には必要なのか?ネガティブでも何か良いところがあれば許されるのか……ふーん……
— 黒マサキ (@kuro_masaki_bot) December 21, 2020
明るい人に囲まれたかったら自分がまずポジティブな発言を心掛けること。
— かんかん🚶♂️コスパ良い人生の歩き方 (@kankan_web) December 21, 2020
ネガティブな発言ばかりしている人に人は集まらない。
「あいつうざい」「これやるのはだるい」なんて言っていてはいけない。
「あの人すごい」「これやってみよう」とワクワクしながら話す人の方が圧倒的に魅力的だ。
ポジティブでいた方がいい一つ理由が対人関係です。周りにはポジティブさで壁を乗り越えようとする方がたくさんいます。
そんな中でネガティブな発言ばかりすると、周りはそのネガティブな気持ちに引っ張られて嫌な気持ちになります。
また、ネガティブになって口出しが多くなった結果、対人トラブルが頻繁に起きました。
対人関係はうつ病を治すための一つのキーでもあるので、なるべく穏便に済ませたいところです。
2. 完璧主義を目指すことになる
ネガティブでいると、物事が思い通りにいくと安心し、いかないと自分を責めはじめます。
自分の思い通りにいかなければ、と常に考えるのは疲れますし、焦るとうつ病で大事な現実と理想のギャップが広くなり、うつ病の症状は重くなりました。
完璧主義であることが悪いわけではありませんが、うつ病をよくしたいのなら和らげたほうがいいです。
3. 気持ちが明るくなる
過去の記事で、場所によって価値観が違うのだから、あなたの意見はなにも間違っていない、という話をしました。
ぜひ読んでみてください:
つまり同じものを見ていても、それぞれ違う捉え方をするわけで、私の場合ポジティブに捉えた方が気持ちが明るくなり、不安も減りました。
例えば、「自分は全然すごくない」と常に思っていると、すごくないから挑戦しなくなります。
挑戦をしないと結果も出ないので、実績のない自分をさらにダメなやつだと思い、余計に不安を感じました。
しかし、「自分には他の人にないものを持っている」と考えるとそれがなんなのかを探るために、色々と行動を起こします。
行動を起こすと、なにかしらの答えを得るだけではなく、経験を得ることもできました。
すると、そもそも自分がダメなやつ、と考える余裕もなくなるぐらい、なにかを得ることを楽しみ始めます。
ポジティブでい続けるデメリットは?
母と妹が鬱だったのもあって、ポジティブに振る舞うのが自分の役割りだったので、今でも自分自身がポジティブなのかポジティブのフリをしているだけなのか時々わからなくなる。
— Saya (@Saya_w12) December 20, 2020
先ほど言ったように8割ポジティブ2割ネガティブぐらいがちょうどいいです。
というのもポジティブでい続けることにもデメリットがあるからです。
ポジティブでいようと思うほど、自分の辛い苦しい気持ちから目をそむけます。
その気持ちをなんとか克服しようと焦ってポジティブでいると、それもまたうつ病の現実と理想のギャップを大きく開くことになるのです。
なにごとも無理矢理はよくないということですね。
もし今ネガティブでいることが増えたなら、その気持ちを感じることは大切ですし、無理矢理ポジティブになる必要もありません。
おすすめとしてはネガティブであり続けながら、無理しないでポジティブになる方法を試してみることです。
私のように一度ネガティブ思考を楽しんでみるのもいいかな、と思います。
まとめ
ネガティブでいると、全てが自暴自棄になるので全てどうでもよくなって、やりたい放題で楽しかった、というのはここだけの話です。笑 うつ病を回復して、幸せな時間を送るにはポジティブでいたほうが結果的には全て円満になります。ですので私の話を参考にしてもらえたら嬉しいです。