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視線恐怖症からの守り方

視線恐怖症からの守り方

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うつ病になった方の中には、他の精神病や障害、症状などを発症する人もいるかと思います。

 

私自身、診断は受けていないもののうつ病が始まってから視線恐怖症というものに悩み始めました。

 

視線恐怖症とはなんなのか。

 

理解するのに時間がかかりましたし、今も疲れると視線恐怖症が出ます。それほど克服するのが難しい症状だと感じました。

 

今回は視線恐怖症とはなんなのか、悪化しないためにできることはなんなのかについて話していきます。

 

目次:

 

!少しじっくり読む!

 

視線恐怖症とは

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視線恐怖症とは社会不安障害の一種。人前に出ると顔が赤くなる、人前で文字を書こうとすると手が震える、などといったものと同じで、人の視線、もしくは自分の視線が気になって不安や恐怖を感じる症状です。

 

詳しくは下記の記事に書いてあります:

www.fuanclinic.com

下の記事に書いてありますが、下記4点が当てはまると社会不安障害に当てはまるようです。

人から見られたり、注目を浴びたりすることに不安や恐怖を感じる
その不安や恐怖は、自分でも過剰であり不合理だと思う
その状況に対し、避けたり我慢したりしなければならないほどの恐怖を感じる
その恐怖により著しい苦痛を感じ、日常生活に支障をきたしている

 

下記から引用しました:

www.myclinic.ne.jp

 

その人の性格や幼少期の環境などによって発症するみたいですね。うつのときも、人が怖くなっているからこそ、同時に発症しやすいのでしょうか。

 

具体的にどんな症状になるのか、というのは人それぞれだと思いますが、参考のために私の経験談を書きます。

 

私の視線恐怖症

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視線恐怖症にも、自分の視線が怖いのか、周りからの視線が怖いのかなど違いは色々とありますが、私は自分と周りの視線、両方が怖かったです。

 

例えば、外でご飯を食べるとき、友達や隣の人たちのことを私が横目でジーっと見てしまっている気がして、それに気づかれるのが怖いのに意識をそらせなくて怖かったのを覚えています。

 

また100人以上いる大学の講義でも、どこに視線を合わせれば自然になるのかわからず軽くパニックを起こしていました。

 

授業を聞こうと、教授の顔を見ると目を離せなくなります。ずっと見ているのは不自然だと思うけれど、いつ視線をそらせば自然に見えるのかわからず怖くてじっと見ていました。

 

特にそれによって教授や友人、横の人が私を「頭が狂っている人」「おかしい人」と見ている気がしているのが怖かったです。

 

軽いパニック

その結果、満員電車で軽いパニックを何度か起こしました。どこを見ても人がいるので、視線を休める場所がなく、常に私が誰かをじっと見ているような気持ちになりました。

 

そして、そのじっと見ている私をさらに周りが「おかしい人」といった感じで見ている気がして、その緊張からか頭が真っ白になって、呼吸が浅くなって、最後は目の前が真っ白になりました。

 

しばらくしゃがむと視界は見えるようになるのですが、冷や汗が出てドっと疲れが押し寄せて力が弱くなります。そういった日は精神的にも体力的にも動くことができなくなります。

 

そして、そうなるのにはいくつか条件がありました。

・周りに人がいて、その状態から抜け出せない

・ストレスを感じることが最近起きた

・疲れている

 

なので夜の満員電車で起きることが私は多かったです。

 

もしまた同じことが起きたら、と思うと満員電車に乗るのが怖かったですし、特に東京の満員電車って人がしゃがむスペースもありませんよね。

 

次の駅にたどり着くのに5分かかるときは、電車に乗るのがとても怖かったです。過呼吸気味になるのを何度も抑えたことがあります。

 

なぜ視線を外せない?

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私自身なぜ誰かをじーっと見て、そこから視線を外せないのかわからず長年悩んでいました。

 

しかし、最近カウンセラーに話した結果、人は感情が溜まりすぎるとどこか一点を見ることで感情を処理することがわかりました。

 

カウンセラーいわく私は人物を見ることで視点を定めて感情処理を行なっていたということです。

 

だから誰かをじーっと見てしまうことはおかしいことではなく、ただ感情が溜まりすぎたことで起こったことということです。

 

視線恐怖症からの身の守り方

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では、どうすれば私のようなパニックが起こらずに済むのでしょうか。まずは自分を危険にさらさないことが大事だと思います。

 

なぜならパニックを起こしたぶん、電車やレストラン、人など、色んなものが更に強いトラウマを産み、挑戦して克服するのが難しくなるからです。

 

人と会うことは大切ですが、今は視線恐怖症によってできるトラウマ を避けることが大事かな、と思います。

 

視線恐怖症を治す方法はこちら:

www.kokororakuni.com

 

では具体的にどう危険をを回避するのでしょうか。

 

1. 人のいないところに行く

これは大前提です。克服するためにも人の多いところへ、と思いますが失敗したら逆にトラウマになります。

 

視線恐怖症になっているときに人が多いところに行っても克服するどころか、余計に人が怖くなりました。

 

満員電車に乗っても怖くない、と考えられるよう、いずれ人の多いところにいくのはいいかもしれませんが、視線恐怖症が良くなってからでいいのかなと感じます

 

2. 人の斜め前か後ろ、横に座るようにする

とはいえ人と会う機会が多い方もいるはずです。そんなときは机を挟んで相手の斜め前か斜め後ろ、または横に座るようにしてみましょう

 

目の前にいると、常に視線をかわすので更に怖くなる可能性があるので避けてみてください。

 

個人的には横に座ってもらうのが一番安心したので、友人と一緒にいるときはカフェのカウンターで話すことをお勧めします。

 

3. 電話やメールで済ませる

後はなるべく人と会わないようにしました。

 

ディスカッションなどもなるべくSNSを通じて行っていたので、そういった意味でリモートワークや在宅ワークなどは視線恐怖症にはいいかもしれませんね。

 

4. 髪の毛を伸ばす

横に髪の毛があるのとないのとでは、安心感が全く違いました。実はこの視線恐怖症がひどくなる少し前に、ベリーショートに憧れてバッサリと切っています。

 

それによって視界がとても広がり、横もスッキリと見えるようになって緊張が取れなかったし、余計に焦りやすくなっていました。

 

髪の毛が長いと、不安だと思ったときに髪の毛をカーテンのように目の横に持ってこれます。

 

髪の毛はなるべく伸ばしたほうがパニックは起こしづらいと感じます。

 

まとめ

人によって視線恐怖症の出方は違うと思いますが、私の場合は視線をうまく外すことができずそれによって周りが私をおかしい、と思うことが怖くてパニックを起こしていました。この記事を読むことで、自分の視線恐怖症を理解してトラウマにならないことを願っています。