メンタルの強さは生まれつきなのか?
公益社団法人 心理学会の記事にもある通り、人の性格の半分が遺伝で、半分が環境から来ていると言われています。
つまり生まれつきの部分もあれば、そうでない可能性もあります。
うつ病を経験し、精神科で色んな診断を受け、愛着障害と診断された私の視点で色々と話していきます。
メンタルの強さ、直接は遺伝しない
性格的に精神的な病気にかかりやすい遺伝はあると言われています。ただし精神的な病気、そのものは遺伝しません。
例えば、神経質で細かい両親を持つのであれば、その素質は遺伝されやすいです。
ただし環境によっては、自分の性質が変わることなく、健康でいれる可能性があります。
ではなぜ私はうつ病なのか?
「メンタルが弱い=うつ病」ではないからです!
どれだけメンタルが強くても、環境がそれ以上に苦しければうつ病になります。
またメンタルが強くても、繊細さを持ち合わせていれば、傷つきやすいですよね。
私も実際に精神科の性格検査を受け、カウンセリングを受けているのですが、以下のようなことを言われています。
メンタルが通常の数値の3倍ほどある(つまり強い)のですが、人よりも病みやすい気質を持っており、そこも3倍ほどあります。
つまり私はメンタルが強いにも関わらず、病みやすいために相殺されているわけです。
また私は、幼少期の頃の経験から、人を怖がりやすいにも関わらず、誰かに暖かく接することや愛することが好きなようです。
そのため、人と関わることが怖いくせに関わりに行って、自分で悪化させているとも取れます。
このように、メンタルが弱いからうつ病になるのではなく、自分の性質に拍車がかかって、今自分のいる環境がキャパオーバーだからうつ病になると取るのが正しいです。
「メンタルを強くすれば!」と周りは言うけど
うつ病になった!と言うと「考えすぎだからだよ」なんて言われるかもしれない。
もちろん考えすぎて、うつ病になる人はいると思います。
ただそれだけではなく、メンタルが強いがゆえ、人よりもしんどい環境に居つづけ、ある日ポキッと折れるのかもしれません。
もしくは解決することが多すぎて、自分の力では難しかったのかもしれません。
なので今メンタルが病んでいるのであれば、一度自分の環境を見直すのがお勧めです。
50%は生まれつきの気質もあると思いますが、50%は環境を変えれば解決する可能性があります!
「自分はダメだ」と思う時間があってもいいと思っています。
ただし50%は自分の力でどうにかなる可能性がある、と思ってもらえたら嬉しいです。