メンタルはどれだけ強くしようと思っても、病むときは病みます。
つまりはメンタルは鍛えるものではありませんし、鍛えたところであまり意味がないとは私は感じています。
以下では4年ほどうつ病だった私だからこそ分かる考え方や、実際にうつ病を治すためにやったことをまとめました。
自分のメンタルをどうにかしたいけど、やり方が分からない人のためになれば嬉しいです。
メンタルは鍛えるものではない
今のメンタルを無理に鍛えようとするのではなく、今のメンタルでなにをできるかを考えることが大切です。
例えば、社長に対してなにかプレゼンテーションをするとしましょう。
ガッチガチに緊張していたところで、「緊張するな」「不安がるな」と言われて、本当に安心してプレゼンテーションができるようになりますでしょうか?
私はそれよりも自分が緊張していることを認め、そのうえで「どうすれば緊張を和らげられるのかな?」「何をすればもっと安心できるかな」と考えることが大切だと思います。
なによりメンタルが強くなったところで、うつ病になるのを回避できるわけではありません。
例えば、借金1億円背負っている人に、メンタル不安定にならずに生活しなさい、というのは難しい話です。
バスケ選手になることを夢見ていた人が両足を失ったとき(なくならないのが理想ですが.....)、絶望せずにすぐ前向きになりなさい、というのも酷です。
人によってはできるかもしれません。ただ少なくとも私はどんなに準備をしても病むときは病むと思います。
だから病んでも復帰できるような術を身につけることが大切です。
メンタルが強い・弱い人の違い
メンタルが弱い人と強い人の特徴を3つ比べることで、なにをすればいいのか見出していきましょう。
1. 言語化できる・できない
メンタルが強い人は、自分の状況や感情を言語的に人へ説明できます。
説明ができるので、話せばストレス発散になり、考えを整理できたり、周りからアドバイスをもらったりして、問題解決に向かえます。
一方でメンタルが弱い人は言語化できません。そのため、誰にも自分の気持ちを共有できずに一人でモヤモヤします。
色んなモヤモヤが積み重なると、なににモヤモヤしているのか分からなくなるので、糸口が見つからなくなります。
最終的には自分の辛さがどこから来るのか分からなくなり、病みます。
2. 0→1で考える・0→100で考える(頭が固め)
メンタルが強い人は着実に1歩1歩ステップを踏んでいきます。1歩1歩なので、着実に自分が成長しているのを感じて、自己肯定感があがります。
自己肯定感が上がるので続けやすく、なにか悪いことが起きてもゆっくりと解決する力があります。
メンタルが弱い人は、なにかを達成するには、ひとつしか方法がないと考えがちです。
例えば、仕事がうまくいかなかったとき、辞めるか続けるか、の2択しかないと考えます。
実際は休職や部署移動、ワーホリで休憩を取るなど、方法はいくらでもあります。
しかしメンタルが弱い人は、それを「逃げ」や「恥ずかしいこと」などと考え、見えないふりをします。
2択しかないと考えるため、決断をくださねば、とストレスを感じ、結果的にそれがうつ病へと繋がる可能性が高いです。
3. 自分が好き・嫌い
メンタルが強い人は自分を愛せます。愛しているので、常に自分らしいです。
自然体な自分でいられるので、自分と合う人が周りに集まりやすくなります。
自分がどんな発言をしても自分を大切に思ってくれている人がいることを知っているため、安心感があります。
安心感があるので、辛い状況にいてもそんな周りに癒されます。
メンタルが弱い人は、自分が嫌いです。嫌いなので、自分が常に周りに悪い影響を与えていないかとビクビクしています。
周りの目を見て、自分の言動を変えるため、周りから見ると、その人がどんな人なのかが分かりません。
分からないので深い関係になれず、人は離れていきます。
そんな自分の状況を見て、メンタルが弱い人は「ほれ見ろ、やっぱり私は嫌われ者なのだ」とさらに自分を下に見ます。
それにより、辛い状況にいるとき、頼れる人が誰もいませんし、自分のことが大嫌いになっているのでたくさん自分を責めてメンタルが弱々になります。
メンタルを準備する方法
上記3点をうまく身につけられると、メンタルが病まなくなると私は感じています。
以下では実際に私がやったことを書いていきます。
なかにはスピリチュアルに感じるものもあると思いますが、本当に私が効果を感じたものだけを書いています。
(占いは好きですが、過信していませんし、いいことだけを信じる人です)
ぜひ試してみてください。
1、言語化する方法
過去に「ポジティブ思考になる方法」というトピックで、言語化する方法を書きました:
上記8個の方法を活用していくことで、言語化がうまくなっていきます。
特に「その3 問題を細かくする」は大切です。
(「その1」は3につながります)
2、0→1で考える方法
まずは無理するのをやめてください。それから以下の方法を試してください。
「運動のしかた」でまとめていますが、他のことをするときにも応用できます。
3、自分を好きになる方法
まず自分を好きになるには、自分のいいところを理解することが大切です。
過去に「愛を感じる方法」で4つの方法をまとめたので、ぜひ参考にしてください:
メンタルを備えていこう
メンタルは筋肉や勉強のように積み重ねていくものではなく、地震や洪水など、備えていくものです。ぜひ