うつ病をひどくしないために!
うつ病がひどいと、人に対して怖いと感じて攻撃的になることが増えます。わざとではないにしても、相手をなるべく傷つけないよう、イライラさせないようするために話し方を少し変えてみるのも一つの手です。
なぜなら、相手を傷つけると罪悪感を持ってしまい、うつ病が悪化する可能性があります。人間関係も悪くなったら自分を責め始めるかもしれませんね。
なにを気をつければいいのか、今回もイライラさせない話し方を紹介します。
前回の記事:
目次:
!少しじっくり読む !
*この記事はうつ病の方をターゲットとしていますが、精神的に悩んでいる方にも効果的です。
*この記事は個人談をもとに書いています。専門家ではないので、その点ご了承いただけると幸いです。
1. 間を置く
同僚:「あ、この資料っていつ頃提出できs」
私:「あ、明日です。」
<オドオド編>の記事では結論から話すと相手をイライラさせないと話しました。
しかし、これにも注意点があって、早く短く答えようとすると「もう話さなくていいから」という意思表示に見えます。
なにかを伝えたくて話すので、モヤモヤ、イライラさせたないために最後まで話を聞くのも大事です。
同僚:「あ、この資料っていつ頃提出できそう?」
私:「(「できs」のところで、言いたくなる衝動を止める)その資料は明日提出できます。」
コツは、少し間を置いて、自分の言いたい言葉を丁寧に言いかえる、です。おうむ返し(相手の言ったことを繰り返す)をすると丁寧に聞こえます。
早く答えよう、となるのは恐らく早く答えないとなにを思われるのか怖いからかもしれないです。
もしくは頭の回転が早すぎて、待つ時間がもったいないと感じているのかもしれませんね。
いずれにせよ、気持ちのよいコミュニケーションをするために、相手に合わせた話し方を心がけるとスムーズにいきます。
ちなみに間を置く方法は自分の話をするときにも効果的です。下の記事では、なぜ会話で間があると効果的なのかについて話しています。
会話で間があると効果的だという話をしています:
2. 相手の気持ちを考えながら話す
彼女:「今日職場で嫌なことがあったの!」
私:「そんなに嫌ならやめればいいじゃん」
友人:「私今日ずっと欲しかったお財布を買えたんだ!かわいくない?」
私:「かわいいー。私も最近買い物したんだけど、〇〇店で洋服を見てたらひとめ惚れして!!あ、後さ、あそこのブランドもかわいくない?」
先ほど言ったように気持ちよくコミュニケーションすることは大事です。そして、気持ちのいいコミュニケーションをするには、相手がなぜその話をしているのかを考えることが大切です。
皆違う価値観を持っているので、「自分ならこう言ってほしい」と思っても相手は違ったりします。だからこそ相手がなにを求めているのかを考えて話してみましょう。
彼女:「今日職場で嫌なことがあったの!」
私:「(前に仕事を辞めたら、とアドバイスしたら辞めたくなさそうだった。なぜなのか分かったら助けられるかな。)どんなことがあったの?」
友人:「私今日ずっと欲しかったお財布を買えたんだ!かわいくない?」
私:「(今はかわいいいお財布が買えたことが嬉しくて、話したいのかな。)かわいい!!このお財布のロゴかわいい!どこで買ったの?」
また、うつ病のときは相手に関心を持てないので、「私」中心の会話になりがちです。
聞き役に周るのが好きな人も多いので、自分の話ばかりするのは悪いことではないと、私は思います。
また、相手の話を聞くときに喜ぶ答えを出そうとしなくてもいいです。例えば、上の財布のお話で、どうしてもそのお財布がかわいい、と思えないならそれはそれでいいです。
ただ自分の話をしているときも、相手の話を聞いているときも、相手にも意見があることを覚えておきましょう。
(今はかわいいいお財布が買えたことが嬉しくて、話したいのかな。)
この部分です。皆、自分の意見を尊重してほしいものです。なので「かわいくない」と伝えるときも、相手の意見を理解したうえで、気持ちに寄り添った話し方をするとトラブルは避けやすくなります。
下の記事でどのように相手の気持ちを考えるのか、より詳しく書いているのでぜひ読んでみてください。
相手の気持ちを考える方法が載っています:
TIPS☑️ 男性はアドバイスを欲しがるのに対して、女性は共感を求める、といいます。
3. 深呼吸する
知人:「それでさ、こんなことがあって...」
私:「(グラグラするけど頑張って笑顔)....へー.....!」
とはいえ、どれだ気をつけても必要以上にグイグイしてしまったり、間を置いて話せなくなったり、焦りや不安が先にくるときもありますよね。
そんなときは深呼吸でリラックスして、気持ちをもち直すとかなりいいです。
頭がグルグルして、怖くなってきたら「トイレに行ってきます」と伝えて、席を離れます。その後深呼吸して、席に戻るという方法です。
効果的な深呼吸の方法は二つあります。
① 普通の腹式呼吸
②鼻を塞いで行う呼吸
です。
① 普通の腹式呼吸
息をゆっくり吸って、その倍の時間でゆっくり吐きます。大体6秒ぐらい深く吸いこんで、12秒ぐらいかけて吐くと効果的です。3~5回ほど繰り返しましょう。
②鼻を塞いで行う呼吸
鼻の穴を片方だけ塞いで息をゆっくり吸いこみ、たっぷり吸いこんだら、次はもう片方の鼻の穴のみをふさいで息をゆっくり吐きます。吐いた鼻の穴からまた吸って、繰り返します。
これも3~5回ほど行うといいでしょう。
①のほうが簡単で行いやすく、②のほうはリラックス効果が長く続きやすい印象があります。
ちなみに深呼吸をとる、というアドバイスはカウンセラーの方に教えてもらったので効果的だと思います。
もし深呼吸が合わないと感じたら、下の記事に他の落ち着く方法を紹介しているの読んでみてください。
落ち着く方法が書かれています:
まとめ
うつ病になると、人に対して攻撃的な話し方になりがちです。わざとではないからこそ、後々自分で傷ついたりすることもあるでしょう。そういったことにならないために、無理のない範囲で人とのコミュニケーションを気をつけるとうつ病のためにもいいかな、と思います。