うつで働けなくなったときの対処法 - プチフリーランスに切り替えてみよう
皆さんはうつ病のせいで無収入になるのが怖い、と思ったことはありますか?
私もフリーランスに切り替えた今、ときおり思います。
「今日のうつ病重くなってきた。来月働けるかな。」
「しばらく働かなかったら、私を雇ってくれるところがないんじゃないかな。」
そんな気持ちを抱えながら、私は最初から今まで突っ走っています。
その結果、うつ病に気づいてから2年、私はフリーランスとして生計を立てられるようになりました。
「私は会社で働けない。けどうつ病が重くなって、今のお仕事が全部なくなってもなんとかなる。」
という自信はついたのです。
だからもし私のように、働けない不安を癒したい人やフリーランスに切り替えたい人がいたら、この記事を読んでほしいな、と思います!
今からうつ病でも、自分で稼げる方法をお伝えします。
1.自分の好きなことを知る
好きなこと、またはやっていて苦ではないことを仕事にしてください。
うつ病の人は自分の好きなことをしていくうちにうつ病はよくなります。
なにをしているときに一番やりがいを感じますか?
お金関係なく、なにをしてもいい、と言われたらなにがしたいですか?
今まで褒められたことはありますか?
自分がなにをしてみたいのかを答えてみましょう。
好きなことがなくても、やったことがなくても、少しでも興味があればOKです!
2. 自分の武器を知る
SWOT分析ってご存知ですか?商品を売るときや意思決定をするときに用いる分析法です。私はこれを使って、自分を分析します。
自分のどこがビジネスとして売れるのか、売れないのか、どんなことを準備したほうがいいのかなど、細かなところまで見えてくるのでお勧めです。
やり方は簡単。以下の4項目を書いていきます。
Strength(強み)- どこが他と違ってすごいのだろうか
Weakness(弱み)- どこが他と違って弱いのだろうか
Opportunity(機会)- これから活かせる機会はなんだろうか
Threat(脅威)- 今後、衰退させる可能性はなんだろうか。
本来は人に使いませんが、経営やフリーランスとなると、まず自分自身が商品です。
自分がどうすれば売れやすくなるのかを知ると、苦手なことや辛いことへ衝突する機会も減ります。
では、私がライターとして働くときのSWOT分析を下に書いてみますね。
Strength(強み)
- 英語が話せる
- 食に強い
- ブログを書き続けている
- 海外生活が長い
- 幅広いアルバイトをしてきた
Weakness(弱み)
- 誤字・脱字が多い
- 対人でのビジネスが苦手
- 日本語が他の人よりも下手
- 経験が圧倒的に足りない
Opportunity(機会)
- 外国人へのアプローチ
- フリーランシングサイト
- コロナが明け始めて、旅行系のライターが必要になる
Threat(脅威)
- AI
- すでに経験のあるライター
- パソコンを使える若い世代
この分析から私はこんなことが分かります:
- 英語や海外などをからめたときに、私の力は発揮される
- 脅威に打ち勝つには、英語と海外力を駆使する
- 日本語の勉強が必要かな
- 旅行系が書けるように外国の情報に目を向けておこう
- 調理系のライティングも強い
- 色んなアルバイト経験があることを売りに、色んな記事が書けるかも?
この段階では「こうしたら絶対いい!」というように、はっきり分からなくて大丈夫です。
今は「どんな服なら自分に似合うかな?」と試着しているからです。
眼鏡をかけていたほうが似合うかな、
スカートはこの丈が似合うかな、のように
私はこういうライティングが合うんだな、
こんなふうに商品を売ったほうが売れやすいんだな、と理解します。
するとうまくいったときも、いかなかったときも「自分に合っただけ」「自分に合わなかっただけ」と冷静に分析できますし、失敗も減ります。
これはうつ病の症状である自責も減らせるはずです。
3. フリーランスサイトに登録する
最初は気に入ったところを1つ選ぶだけでも十分になります。登録したサイトがありすぎると、維持するのが大変で辞めたくなるからです。
正直、お仕事の見つかり具合はどのフリーランシングサイトも似ていると感じました。
後は手数料やシステムの違いかな、というのが私の印象です。
フリーランシングサイトは、クラウドワークスとランサーズが有名ですね。
いずれかを選ぶのが無難だと思います。
経営者の方であれば、ウェブサイト作りですね。
Wordpressがビジネスに使いやすい気がします。
ブログ運営を始めたり、SNSを使って稼ぐのもいいですが、正直センスによって出来は変わってくる印象です。
投稿していくうちにどんどん見てくれる人は増えますが、皆がそうなるとも限りません。
今回は確実な方法としてフリーランシングサイトを取り上げました。
4. プロフィールを充実させる
すべり出しは、いかに見てもらえるかが大切です。プロフィールはクライエントさんがおそらく最初に見るところでしょう。
文章から「あなた」という人を理解する必要があります。
まだ実績もないなか、どうするのかということですが、
まずは他の人(競合他社)のプロフィールを見てみましょう。
ライターなら、特に人気のライターはどんなふうに書いていますか?
なにを含めていますか?
実績がなくても、人気のライターには売れる要素があるはずです。
そこを分析して、自分のプロフィールに落としこんでください。
次に、実績を埋めるには自分のセールスポイントを書きましょう。
さっきのSWOT分析で出た強みをここで書くのです。
皆ゼロから始めているわけで、経験がないからお仕事が全くないということはないでしょう。
逆をいえば経験そのものは誰でもつめます。
だから経験では埋められない、自分にしかない、もしくは少数しか持っていない強みを書くのです。
私の場合は、海外や英語を強みにプロフィールを書くでしょう。
- 国Aと国Bで暮らしたことがあります
- 国Aには10年暮らしていました
- 英語が話せて、TOEIC900点です
5. 定期的に応募する
実績を積むためにも仕事へ応募する必要があります。
ただし、重要なのは定期的に応募していること。
フリーランシングサイトは基本的に、頻繁に使っている人が上位検索へ現れやすいようにしています。
だから毎日使えば、クライエントさんの目にも留まりやすくなります。
6. 平均単価を調べよう
やりがちなのは、まだ未経験だから、ととても安いお仕事を選ぶこと。
クライエントさんの中には安い価格で搾取してやろう、と望む人もいます。
後は、実際にそのお仕事をしている人ではないからこそ、適正が分からず安い料金をだしている場合もあるでしょう。
まずはネットや周りなどから適正価格を見つけてください。
適正価格よりも安い単価を取ることは決して悪くありません。
実績にもつながるので良いのですが、長期的な目でいくと単価を上げてもらいにくくなります。
いつの間に自分のクオリティはこの単価なんだと思いこみ、その後も安くお仕事を引き受けやすくなるのです。
なので頭がしっかりしているうちに(笑)、本来の価格を知ることは大切になります。
7. 評価を気にしよう
お仕事をした数も大事ですが、評価が高いのはさらに大切です。お仕事の数がどんなに多くても、評価が最低であればお仕事はきません。
逆に評価が高ければ、こなした数は少なくてもお仕事の数は増えます!
どうすれば星5つをもらって、コメントまでもらえるでしょうか。
ここでまたSWOTの強みで考えてみてください。性格やスキル面での強みはありますか?
強み一例:
- 作業スピードが速い
- 一発で相手の言いたいことが分かる
- やりとりが丁寧
強みが見つからなくても、そういった特徴を意識するだけでよいです。
例えば私の場合は、未経験ということで時間は余っていたので速く返すことを意識していました。
また、私の人柄がメッセージに表れているようで、「丁寧」「マメ」という言葉はよくいただいています。
なのでそういった姿勢は続けるようにしました。
結果的にコメントもらった次の日にはたくさん依頼が来るようになっています。
「5分のアンケートに答えたら、必ず星5つあげます」という案件をやるのもいいですが、やはり自分の本業で評価とコメントをもらえたときのほうが私は次につながりやすかったです。
8. 維持する
後は今説明したことを今後も維持することです。
お仕事を今たくさんもらっても、いつなくなるかは誰も分かりません。
プロフィールも、いつでも脅威が競合となるのでアップデートは欠かさないようにします。
評価に「返信が速い」と書かれていたのに、依頼したときは遅いとクライエントさんも困惑するので一貫します。
このように、コツコツと積み重ねができる人ほど、フリーランスに向いていると私は感じました。
ただしこれはあくまでフリーランスを本業とする人の場合です。
もし今の期間だけ、お小遣いを稼ぎたいと思っているなら7までの手順で充分だと思います。
自分で稼ぐ力がつけば、うつ病が怖くない
100円でも500円でも、自分の力で収入が手に入るという経験は強烈です。
もしまた社会復帰することになっても、もしくは今会社で毎日怒られていたとしても「こんなところにいなくても私は生活していける」と思えます。
それはうつ病を治すうえでも、自信がつくのでよいマインドセットだと思うんです。
もし手順通りにやったのに、うまく稼げなかったとしてもそれはあなたが悪いのではありません。
もしかしたら自分を売る場所が違うから売れていないのかもしれませんね。
新たな場所や違ったスキルで再チャレンジするのもよいでしょう。
この記事を読んで、働けなても大丈夫と思える人がいてくれたら嬉しいです。