うつ病でも仕事がしたいときの対策<決断ができない>
うつ病だと睡眠不足で頭がスッキリしないことが増え、仕事で簡単な決断をするのにさえ時間がかかります。
仕事では作業が山積みになったり、責任を負うことも多いので、なるべく短時間で後悔しない判断をしたいところです。
どうすれば決断をしやすくなるのでしょうか。今日はその方法を紹介します。
仕事中にありがちな症状<対策>
<決断ができない>
目次:
!軽く読める!
1. 決断できるよう重要度、緊急度によって力の入れ具合を変える
スティーブン・R・コヴィーさんは「7つの習慣」という本を書いたことで世界的に有名です。
彼の本には日々習慣にすると生活が良くなる方法を7つ紹介していて、どれも人生に役立つ情報でした。
その中で彼はあるタスク管理法を提唱しています。
彼いわく、作業やタスクは以下の4つに分けられ、どのカテゴリーに入るかで手の付け方を変えるといいということです。
①A:重要度高 緊急度高
Aは重要度も緊急度も高いので、一番最初に手をつけます。
例:数時間後に始まるプレゼンテーションで使用する書類の準備
(これがうまくいくかどうかで企業の成長が変わる)
②B:重要度高 緊急度低
Bは緊急度が低いものの、重要度が高いです。これから伸びる可能性なども感じて、慎重に扱う必要があります。
例:将来のことを考えたマーケティングの研修や勉強
③C:重要度低 緊急度高
Cは重要度は低いものの、緊急度は高いので、誰かに仕事を振ることができます。
例:誰も読んでいないけど、毎日更新する必要のあるニュースフィード
④D:重要度低 緊急度低
Dは重要度も緊急度も低いので、空いた時間に手をかけます。
例:今後お付き合いする予定のないお客様からの電話
つまりは、仕事の種類によって使う労力と時間を変えることで、効率よく働こうということです。
どの仕事がどれだけ重要なのかが分かれば、おのずとやることが見えてくるので、決断も早くできるようになります。
詳しくはこちらを読んでください:
2. 決断できるよう、考える時間を決める
うつ病であるときは同じことを何度も考えるため、決断をするのに遅れることが多いです。
なので、何分の間に考えをまとめる、とあらかじめ使う時間を決めると決断をしやすいです。
その決断に至るための情報は必要で、その情報を踏まえたうえで例えば10分以内に答えを出すと決めて、10分終了に向けて考えて答えを出しましょう。
もし10分経っても答えが出なかったら、私の父の言葉で、「AとB、どちらを選ぼうか迷うのはどちらでもいいから迷うんだ」と言うのがあります。
充分に悩んで答えが出せないなら、最後はフィーリングで決めればいいと思っています。
3.決断できるよう、ゴールを最優先にする
では具体的にどう決断をするのか、ということですが自分の目標に沿った決断をします。
例えば、私の目標が一人暮らしできるぐらいお金を稼ぐ、だとします。
これを叶えるには正社員としてお仕事をするのが手っ取り早いです。
しかし、私はうつ病によって正社員はおろかアルバイトをするのさえも辛く、働いては辞めてを繰り返します。
正社員で働くことが一般的に手っ取り早くても、私はこのままだと貯金ができないので目標からずれていますね。
そして私が辛く感じるのは、人と会うから。
フリーランスなら無理に人に会うことも少ないので、「一人暮らしできるぐらいお金を稼ぐ」方法として最適です。
もし私が体裁や周りの目を気にしたら、また正社員として働こうかどうか心が揺らぎます。
揺らがないためにも、常に目標を意識した決断をするのが大事です。
4. 決断できるよう、周りの意見を聞く
もしどうしても決断が難しいのなら、多数派の意見を選びましょう。
できるなら自分の意見をいうのが望ましいです。
ただ以前価値観の話をしたように、大多数の人がよしとされるものが常識となります。
詳しくはこちら:
そのため、多くの人が賛同する意見を出せば、周りはその意見に対して反発することも少ないです。
自分の意見を持つことはうつ病のためにも、自分らしく生きるためにも必要なので、これは最終手段として考えてほしいと思います。
まとめ
うつ病のときに決断をすると、自分の意見に確信が持てないこともあるし、実際に後悔することも多いと思います。ただそれで決断を遅らしても、結果が変わることがありません。大事に考えつつも時間を効率よく使うためにも、今回の方法を取り入れてもらえると嬉しいです。