思い通りにならないと落ち込む...その癖を治す考え方
うつになりやすい人の特徴として、真面目、几帳面、完璧主義、責任感が強い、正直、凝り性というのがあります。
こういった性格を持つ方は自分の思い通りにならなかったときに落ち込みやすいです。
そういった性格に好きでなったわけではないのに...そこを治せばうつ病が良くなる、と言われても難しい問題です。
ではどうすれば真面目、責任感が強い、などといった性格を生かしてうつになりにくくなるのか、その方法を今日は話します。
ちなみに「思い通りにならないと落ち込む人」の特徴については下記の記事で紹介しているので、事前に読んでもらえるとより分かりやすいです。
うつになりやすい人の性格や特徴についてはこちら:
目次:
!まあまあじっくり読む!
*この記事は個人談をもとに書いています。専門家ではないので、その点ご了承いただけると幸いです。
性格を変える必要はない
まず、「うつになりやすい人の性格や特徴」という記事でも話したように真面目、几帳面、完璧主義といった性格にもいい点はあります。
以前も行動が習慣になり、その人の性格になると話したように、常に100%で出し続ける人は、それが習慣となって簡単に100%を出せる日が来るはずです。
イチローや菅田将暉などもストイックな姿勢で仕事をするから素敵なものが仕上がっていますよね。
正直さも起業する方、メディア露出される方、タレントさんなどには信頼をつなぐ欠かせない要素です。
だから真面目、几帳面、凝り性、そういった性格であることは悪くありません。
下の記事で、自分の性格や過去を自分の一部だと捉えてみるのはどうだろうか、と話しています。ぜひ読んでみてください。
自分の過去や性格を受け入れる方法について語っています:
では、ここで問題になっているのが思い通りになると信じていることです。
目標を作ること、それに向かって努力することはいいですが、私の経験上、全てが思い通りになることはありません。
しかし、、真面目、几帳面、完璧主義な人たちはこれをすれば必ずこうなる!と信じて、固執するから辛くなる人も多いのだと思います。
だからこそ、うまくいかないときに自分を責めたり、落ち込むのではないかな、と感じています。
自分がうまくいかないことに落ち込む
そういった方に提案したいのは、「思い通りにいくよりも結果その後が大事」と考えることです。
例えば、今回はある試験に合格しようと思って勉強したとして、試験は不合格でした。
試験が落ちたことによって欲しかった資格ももらえず、やりたかったこともできなくなり、こんなこともできない自分を責めているかもしれません。
しかし、こちらの記事でも紹介したドラマの名言通り、
「土下座ができず退学になった日、”誇らしい息子だ”と父に褒められました。高校やビルから僕を追い出しただけで、あんたは、僕から何一つ奪っていない。」
引用:【梨泰院(イテウォン)クラス】パク・セロイの名言集を全て紹介!
です。
試験は落ちて、自分のやりたかったことはできなくなった、それは事実です。
努力が足りなかったのか?というと、落ち込むぐらいには頑張ったのではないでしょうか。
自分の能力のせい?そうかもしれない、だから能力を訓練するなり、自分の優れている能力を生かすなりすればいいです。
失敗したことでやりたいことができなくなった、でもそれで人生が変わったかどうかを考えるのは本人次第ではないでしょうか。
そもそも私の場合、本当に合格が取れるものなら、どんな状況に置かれても取れると思うんです。
だから取れなかったら「神様が今はまだそのときではない」と言っているのだろうな、と考えています。笑
失敗は何度も振り返ってしまいますし、落ち込むのをやめろ、と言われても落ち込みます。
でも失敗=自分がダメ、だと思うのではなく、今の自分のベストを尽くしてダメだったのだから今はそのときではない、と思った方が楽ではないでしょうか。
またその試験が不合格だったとしても「あんたは、僕から何一つ奪っていない」です。
その試験に合格することで何を得たかったですか、それを得ることでどうなりますか?
もしこの試験に合格することで医者になって、人を助けたい、と思っていたなら医者にならずとも人を助けることはできます。
この試験を受けることで収入アップを目指したい、だったらこの試験を受けずとも収入アップを目指す方法はあります。
どうすれば自分の能力を高められるのか、長所を生かせるのか、したいことができるのか、試験に失敗しても自分にはそれらを考える能力があることを忘れないでほしいです。
失敗して少し落ち込んだら、次はどうしようかな、とのんびり考えてみてもいいですね。
周りが自分の思うように動かないことで、成果が出せずに落ち込む
ときには自分の能力ではなく、周りが自分の思う通りに動いてくれたら成果が出せるのに、と歯がゆい思いをする方もいると思います。
そんな風に思っている自分を責めたり、我慢をしすぎてストレスによってうつ病を悪化させたりすることもありますよね。
まず、この場合は成果を出すのにチームワークが必要不可欠ですし、人は思い通りに動かないことを理解してほしいです。
成果よりもチームワーク
ときに成果を出すことに集中しがちですが、スティーブ・ジョブスの最後の言葉に大切なことが書かれています。
全文は下の記事に書いてありますが、要約すると「死に際に思い出したのは愛情あふれる思い出で、富ではなかった」ということです。
詳しくはこちら:
成果を出すことは大事ですが、成果を出すこと以上に大事なのはそこにたどり着くまでの思い出だと私は思います。
失敗しても楽しい思い出になったなら、きっとその先も幸せな気持ちでいれるはずです。
実際に皆が嫌々チームとして働くよりも、それぞれが楽しく働けるチームの方が成果が出ます。これは私の大学時代をふり返って思うことです。
つまり本当の意味で成功したいなら皆が楽しく行えることが大事なので、メンバーに視点を当ててみましょう。
人は思い通りに動かない
そして楽しくお仕事をするには、人は自分の思い通りにいかない、ということを覚えてほしいです。
下記の記事でも話したように、人は自分がコントロールされている、と思うとモチベーションを失います。
コントロールされているかどうかで意欲が変わります:
モチベーションを失えば、チームワークも機能しなくなります。
また、人それぞれ性格や能力、価値観が違うということは、自分とはまた違った強みを各メンバーが持っているということです。
もしかしたら自分は効率性に関してピカイチの方法を編み出せるかもしれませんが、他の方はクオリティに関してピカイチの方法を編み出せるかもしれません。
効率性とクオリティどちらも持ち合わすと、一人で行ったときの効率性とクオリティよりは落ちるかもしれませんが、どちらも合わせ持った最高傑作ができるはずです。
だから自分の型にはめようとするより、メンバー皆のアイディアを元に自分の考え以上のものが生み出せるかもしれない、と考えると落ち込みにくいかな、と思います。
チームでの働き方について、より詳しく書いた記事もあるのでぜひ読んでみてください。
どうすれば周りや自分を責めずにチームで働けるのかについて書いています:
まとめ
正直落ち込むことは仕方ないので、私の場合はこの記事で書いたように考えを少し変えて、動くことで気を紛らわしたりします。落ち込むことで何も得られない、とわかっていても抜け出しづらい症状だと思うので、読者の方もうまく付き合っていけるといいな、と思います。