鬱になったけど、立ち直りたい!

うつ病を治していくためのコンテンツを発信しています。

なぜ気分が落ち込む? - うつ病経験者が語る!

なぜ気分が落ち込む? - うつ病経験者が語る!

顔を手で覆っている女性

なぜ気分が落ち込んでいるんだろう、とふと思うときがあると思います。

 

なにをしてもうまくいかないし、家事もうまくできない。

 

こんな自分ってダメ人間なんだ、と。

 

そこにちょっと待った、と私は言いたいです。

 

たしかに周りのことをうまくできていないかもしれません。ただ、その原因は「自分がダメ人間だから」ではありません。

 

むしろそう思うことで、より気分が落ち込み、うつ病につながると感じました。

 

私がうつ抜けできたのも、自分にすべての原因があるわけではないことを理解できたからです。

 

以下ではなぜ気分が落ち込むのかについて話しましょう。今の状況が自分のせいではないことを説明できたらと思います。

 

目次:

 

気分が沈むとは?

気分が沈むとは、以下のような状態を表します。

 

気分が沈んでいるときの症状:

  • ベッドから起き上がれない
  • 悩み事や不安が頭から離れず、誰かとのおしゃべりや仕事をしているときも、ずっと気がかり
  • 眠くて一日中、ボーッとする
  • 家に帰ったら、すぐベッドに横たわる
  • 寝れない
  • 食欲が湧かない
  • 人が怖い。誰にも会いたくない

 

これは私が実際にうつ病のときと、元気なときの間で感じた違いです。

 

ほかにもありますが、このような症状が出ていたら気分が落ち込んでいます。さらにこういった症状がずっと続くと、うつ病と診断されます。

 

気分が落ち込む原因

気分が落ち込む原因は幅広いです。以下では、実際に私が気分が落ち込んだ原因を5つご紹介します。

 

1. 人間関係

「人と人は支え合っていくんだ」という言葉があるぐらい、人との関わりは大切とされています。

 

私も人と3日間話していないときと3日間話したときでは、3日間話しているときのほうが気持ちは明るいです。

 

それほど人生で大切な人間関係でトラブルがあれば、落ち込みます。

 

「上司とうまくいかない」

「うまく馴染めない」

「喧嘩した」

 

そんなことぐらいで落ち込むのかな、と思うかもしれません。

 

ただし私自身、人間関係がなくなってウツ抜けしましたし、友人で上司が変わって適応障害になった子もいました。

 

2. 金銭問題

「貯金ができない」

「大きな出費ができた」

 

借金やお金の貸し借りなども、いつ返済できるのかな、お金が返ってくるのかな、と常に不安になります。

 

3. 自律神経の乱れ

うまく寝れていない、もしくは寝ている時間が短いと落ち込みやすいです。

 

こちらの記事にも書きましたが、寝れないとうつ病の発生率が上がります。

 

なんとなくやりたいことがあって、例えば毎日4時間睡眠をしていると、自律神経が乱れ、ちょっとしたこともイライラしやすくなります。

 

ちなみにお酒を飲むと寝れるという人もいますが、実際はお酒を飲むと眠りが浅くなり、自律神経が乱れやすくなります。ぜひ注意してください。

 

4.気候

冬や雨、暗い時間が多い時期は落ち込みやすいです。

 

これは私が実際にうつ病のときに日記をつけていて気づきました。

 

なにも思い当たる原因がないときこそ、天気を見てみてください。

 

5. 思い通りにいかない

うつ病になりやすい人は、理想が高くて、キャパ以上の努力をしすぎて、ポキっと折れます。

 

例えば、「1年以内にギターを人の前で弾けるぐらい上達する」という目標があったとします。

 

ただし仕事が忙しいうえ、友人との予定がたくさん入り、平日も休日も時間がない。

 

せっかく買ったギターに手もつけられずに3ヶ月が経ったとします。

 

すると焦って、もっと頑張らなければ、と仕事や友人との予定のうえに時間を作ります。

 

仕事は8時までやり、8時から12時まではギターをする。週末は朝に1時間弾く。

 

すると次は夜中にギターを弾くのはうるさいと言われ、弾くのが怖くなりました。

 

そうなったら引越しをするしかありません。けど引越しをする余裕も今ありません。

 

ただギターを楽しく弾きたいのに、このままでは目標に達成しないと焦り、気がついたら気分が落ち込みます。

 

このように理想と現実にギャップがあると落ち込みやすいです。

皆にできても、自分の状況では難しいこともあると理解することが大切になります。

 

気分が落ち込むのは私のせい?

気分が落ち込むと「私がうまくやれていたら、こんなことにならなかった?」と思うかもしれません。

 

実際はそうではなく、環境がただ自分に合っていなかったのだと思います。

 

人間関係がうまくいかないのは、そこにいる人たちと波長が合わないからかもしれません。

 

もしくは運悪く、問題が自分に降り込んできたのかもしれません。

 

たしかにうまく寝れていないのは、不安になりやすい性格だからかもしれません。

思い通りにいかないと気が済まない性格だからかもしれません。

 

けどただそんなふうに育ってきたわけで、あなたは悪くないです。

 

不安をあまり感じないようにする、思い通りに進めない、と唱えるだけで自分を変えられるなら簡単です。けど実際はそんな簡単なことではないでしょう。

 

なので自分がそういう性格だと、認めてください。

 

「あ、今考えたことが考えすぎなのか」

「3ヶ月やってみて、できていないということは理想が高かったのか」

 

そんなふうに理解するだけでも気持ちは軽くなります。

 

気分が落ち込むのはよくあること

他の人の記事でも、気分の落ち込みを改善する方法がたくさん書かれています。

 

ただ私は自分の原因を知って認め、自分に問題があるわけではないことを理解するだけで、充分に気分の落ちみはよくなると思っています。

 

気分が落ち込んでいるなーと感じたときは、そういう段階に今いるんだな、と理解して、自分の状況を認めてみてください。