不安とうつは別物?
不安という感情は誰でも感じるもので、不安を持つことはいたって普通のことです。
うつ病の症状が良くなっているときに、不安を感じて、うつ病がまた重くなるのではないか、とさらに不安になってうつ病がひどくなることがあります。
けど実はうつ病になったことによる不安と誰でもなる不安というものは別物です。
今回は不安とはなんなのか、不安とうつ病の違い、などについて話していきます!
私自身うつ病と5年付き合っていて、最近ある動画を見てその違いに納得がいったので、その方のお話も挟みますね。
目次:
*この記事は個人談をもとに書いています。専門家ではないので、その点ご了承いただけると幸いです。
不安とは?
樺沢さんという精神科医Youtuberの方が、日々様々な方から寄せられる悩みに対して答えています。
樺沢さん「うつと不安の違いは?」について話しています:
そんな彼の動画の中でうつ病と不安の違いについて説明していました。
彼いわく、うつ病と不安になることは全く違う物で、不安とは誰にでもなるもので、うつ病である間に併発(へいはつ)することがあるとのことです。
なのでうつ病が良くなったと思っていたのに不安を感じた場合、それは症状ではなく不安という感情だということですね。
ちなみにですが、この方のYoutubeビデオは専門的な視点からテンポ良く、あっさりと解説してくれるので分かりやすくて、スッキリします。
とてもオススメです!
もしうつ病だと疑っている方で、異常なほど不安を感じる場合、不安障害や適応障害などを疑ってみるといいかもしれません。
この2つの障害は不安と大きく関わる病気で、下記の記事で詳しく書いているのでぜひ読んでみてください。
不安障害とはなんなのかについて話しています:
適応障害とはなんなのかについて話しています:
不安になったらうつ病ではない?
不安とうつ病が別物で、うつ病のときに不安が併発(へいはつ)することを学びましたが、不安だったらうつ病ではないのでしょうか。
私は人によってはうつ病で不安という症状もあると感じています。
ベッドから起き上がれない、周りとうまく接することができない、というようにコントロールできない不安というのがあり、それは感情の不安とはまた別物と感じることが多いです。
それは私自身うつ病と5年付き合ってきて、調子がいいのに不安を感じたり、うつ病が重いのに気持ちがスッキリしていることなどから思ったことです。
うつ病と感情、不安の違いは?
大きな違いは、うつ病による不安は頭にくるもので、感情による不安は心にくるものだと感じます。
人によって症状は様々ですが、睡眠をしっかり取れても頭が縛られているような、ボーッとした感覚がある場合。
これは不安がたまりすぎてなっている症状で、こういう時に限って被害妄想がひどくなります。
これはうつの症状です。
逆にうつ病がいい調子でも、不安で眠れないことがあります。これは不安です。
うつ病による不安:
-頭がボーッとしてなにも考えられない
-被害妄想が強くなる
-頭やこめかみ辺り、体の外側がザワザワする
-頭の血の気が引いた感覚がある
-泣きたいぐらい不安なのに泣けない
-緊張感で眠れない
-何で不安なのか分からない
-苦しい
感情による不安:
-胸、体の内側がザワザワする
-泣きたくないのに涙があふれてくる
-ドキドキで眠れない
-不安になる心当たりがある
分けるとこんな感じでしょうか。
あくまでも私の肌感覚ですが、参考になると嬉しいです!
不安との付き合い方については今後また書きたいと思います。
まとめ
私も樺沢さんのYoutubeを見るまで、うつ病と不安の違いについて考えたことがありませんでした。ただうつ病が良くなっているのにも関わらず、不安を感じて、またうつ病が重くなる!と思ったら本当にひどくなってしまった、というケースは何度もあります。もし治る過程で不安に感じてしまったら、それはひとときの感情だというふうに見つけられるといいな、と思います。