うつを理解してもらえない...どうすればいい?
うつ病を周りに理解してもらうのはなかなか難しいですよね。
私も家族に精神的に調子が悪い、と言っても気合いで治せ、と言われたことがありました。
精神的に病んだことない人たちには理解しづらいですが、どう家族や、パートナー、職場の方などと付き合っていけばいいのでしょうか。
今回はそんなことについて書きます。
目次:
!少しじっくり読む!
*この記事は個人談をもとに書いています。専門家ではないので、その点ご了承いただけると幸いです。
理解してもらおうと思わない
鬱には色々ある。いきなりドン底がやってくるパターン。寝起きが一番しんどいパターン。夜が一番きついパターン。常に消えてしまいたいパターン。とにかく、言葉では言い表せられない。経験者じゃないと分からない。そしてリアルでは理解してもらえない。だからTwitterでくらいネガティブ感情だして。
— 🇮🇹Milano Ueno(上野)🇮🇹 (@utukana_soudan) December 2, 2020
うつ状態に陥ると、自分の事しか考えられなくなる。
— 韋駄天 (@pfizer1san) November 27, 2017
それを、「わがまま」だという人もいる。
家族にも中々理解してもらえないこの辛さ。。。
そして、今まさに、落ちている状態です(´;ω;`)
うつはとにかく理解してもらえないから、健常者にはいろいろ言いたくなるもんだけれど、彼らも神ではないので「えぇ…」ってなっちゃうもんなんだよなぁ。
— ほっしー@メンタルハッカー (@HossyMentalHack) April 24, 2018
精神障害者とかうわあ!って言われなかったら理解してもらってるって思うようにしたら、人間関係が楽になったよ〜(笑)
まず、いきなりこのタイトルですが、理解をしてもらえると思わないことです。
辛いときに誰かに支えてもらいたい、
そっとしておいてほしい、
できるなら優しく扱ってほしい、
という熱が出たときみたいに本当は優しく扱ってほしいものです。
それは当たり前で、本来ならそう扱うものだと思いますし、私もなんで理解してくれないの、と何度も辛くなりました。
しかし、同じ家族、大事なパートナー、いつも一緒に働く職場の人、そんな人たちでもそれぞれ違う「人」です。
私たちがなんで分かってくれないの、と思うように相手も、なぜこんなことを言うの、と思っていると思います。
だからうつ病を理解してもらえたなら、それはとても幸せなことですが、もし分かってもらえなかったら、それを前提にどう付き合っていくのかを考えてみましょう。
1. うつ病に関する読み物を読ませる
うつ病の原因や症状、周りの対処法などが書いてある記事や漫画などを家族や彼氏、同僚などに読ませる、というのは一つの手です。
専門家が客観的に書いた記事は分かりやすく、うつ病でない方でも納得しやすいはずです。
また、実際にうつ病になるとどんな気持ちになるのかは、漫画を読んでもらうと共感を得やすいかな、と感じます。
漫画に関しては下記の記事でいくつか紹介していますが、なかでも「ツレがうつになりまして」と「うつヌケ」はうつでない方に対して理解が深められる内容です。
うつ病のときに読むといい漫画を選んでいます:
「うつは心が弱いからなるもの」という人も多いですが、それに関しては下の記事で説明しているので読ませてみてください。私の方でも別の記事で分かりやすく説明できたらいいな、と思います。
うつは心が弱いからなるものではないことを説明しています:
私もうつ病でない方が理解を深められるような記事を過去に書いているので、家族やパートナー、友人などに読ませることで、理解を深めてもらえたら嬉しいです。
うつ病ではないけど、理解したい方向けに書いた記事です:
2. 自分の症状を伝える
とはいえ、人それぞれ症状は違うので、一番いいのは自分で説明して理解してもらうことです。
うつ病だと「なんで分かってくれないの?」と責めたくなるとこですが、ここはぐっとこらえて説明します。
「うつは確かに精神的なものだけど、他の病気と同じようなもの」
「うつはベッドから起き上がりたくても起き上がれないもの」
「ときにひどいことを言うのは、人に対する安心感がないからであって、〇〇のことを嫌いになったから言うわけではない。」
一つ一つうつ病とはなんなのかを説明すると、周りもわざとではないことや理解してもらえなくて苦しいことを知ります。
ただこんなふうに言っても、パートナーや家族が反論してくるなら「違う考えを持っている人なんだ」と割り切ったほうが楽です。
3. 具体的にどうしてほしいかを伝える
うつは理解できないけど、助けたい!という気持ちの方は周りに多いはずです。
そんな方達には具体的にどういう助けが必要かを説明すると、分かってもらえなくても気持ちに寄り添ってもらえます。
「体調にアップダウンがあって、ダウンになったら伝えるから家事や調理などをできる範囲で行ってほしい」
「今日はケアレスミスが多くなりそうなので、確認お願いします」
「ベッドから出なくても責めないでほしい。責めるとうつが悪化する」
「ドタキャン多くなるかもしれない。」
なにをすればいいのかを伝えると、周りは助け方が分かるので喜びます。
もし「え、なんで...」という反応をもらったら、「できなくてもいいけど、私もできない」というスタンスでいた方が自分の気持ちが楽ですね。
うつ病の方は周りに負担をかけないよう、自分ができること以上のことをしがちです。
相手ができないからといって、自分がこらえる必要はありませんので外部から助けを得るなり、放っておくなりしてみるといいと思います。
まとめ
うつになったことがない人にうつを理解してもらうのは難しいですよね。私も何度も理解してもらえないことで家族と言い合いになりました。特に母が気合で治すものだ、という方だったので...皆さんもこの記事を参考にして理解を深めてもらえたら嬉しいです。