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うつ病で味覚が変化するという話

うつ病で味覚が変化するという話

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うつ病の症状をレベル分けして紹介する記事シリーズを以前書きました。

 

その中で話していなかった症状の一つは「味覚の変化」です。

 

他の症状から比べると、生活にさほど影響しなさそうですが、どんなふうに味覚が変化して、どのような影響を受けるのか、色々と話していきたいと思います。

 

目次:

 

!少しじっくり読む !

 

*この記事はうつ病の方をターゲットとしていますが、精神的に悩んでいる方にも効果的です。
*この記事は個人談をもとに書いています。専門家ではないので、その点ご了承いただけると幸いです。

 

うつ病で味覚が変化する

 

 

 

ツイッターを見ると味覚症状について話す人はあまりいないように感じました。

 

味覚症状が起こるのは、うつ病の人だけに限らず、ストレスを感じる人にも起こるから見過ごされるのかも知れませんね。

 

 なぜ味覚は変わるの?

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うつ病味覚障害舌のトラブルで起こるものが多いです。

 

また、うつ病は大きなストレスを常に抱えている状態なので、常に舌の感覚が鈍く、食べても上手に味を感じれないのです。

 

では、具体的に味覚の変化がなぜ起きるのでしょうか。

 

1. 唾液が少ないから

人は緊張やストレスを感じると唾液の量が減ります。

 

うつの方は大きなストレスを常に抱えているので、新陳代謝が悪くなったり、味を感じるための味蕾(みらい、舌の上にある突起物)に障害が起きたりなどして、味覚を感じにくくなるのです。

 

2. 亜鉛不足

人は強いストレスにさらされると、亜鉛を多く吸収します。

 

この亜鉛も味蕾の新陳代謝を促す効果があるために、亜鉛不足にnあると味覚を感じにくくなります。

 

3. 食生活の乱れ

食生活が乱れると疲れやストレスが溜まりやすくなるから、というのも一つですが、個人的に加工食品ばかりを食べていたり、同じものばかりを食べていたりすると、味覚も衰えるな、と感じました。

 

これは個人談になりますが、調理学校へ通っていたときに色んな食材や美味しいご飯を食べてきた人たちの方が味覚がさえていて、美味しいご飯を調理できていました。

 

やはり加工食品やファストフードなどの人口的なものを食べると、味覚が変わるのでしょうかね。

 

これはあくまで仮説ですが、様々な食べものを食べると舌が刺激を受けて、味覚障害も起きにくいのかな、と感じました。

 

その他

うつ病の薬によっては味覚障害を起こすこともあるみたいです。

 

その他にもタバコを吸うと味が変化すると言われていますし、脳疾患を抱えると脳の損傷によって味覚はわかっていても、正しく脳に伝わらないことがあります。

 

どのように味覚が変わるの?

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主にストレスによって味覚が変わるわけですが、その感じ方も色々とあります。私の読んだ記事に書いてあったものを今回は一部紹介しますね。

 

味覚の変化

-味がしない(味覚が薄くなるような感覚です。)

-苦味を感じる。(感じるはずのないものに感じます。)

-味のしないところがある

-味の感じ方が違う(ご飯を美味しく感じなくなる。違う味がする)

 

私の場合

私もストレスを感じると味覚が変わって、黄色いものを好むようになります。

 

マヨネーズ、パスタ、バター、卵などといったものです。他にもご飯やうどんといったものが食べれなくなり、野菜とお肉中心の食生活になりがちになります。

 

また、インスタント麺はまるで食べられる日常用品(紐、もしくはそういった物体)を口にしているようで、気持ち悪くなって吐いてしまうこともありました。

 

味覚が変化する、といっても色んな症状が同時に出る場合もありまし、人によって出方は違うのだと思います。

 

味覚は楽しみを増やすのに大事

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味覚は、調理や食品関係のお仕事をしていない限り日常生活に影響をあまり及ばしませんが、楽しむという面では重要だと思うのです。

 

うつ病によって様々な欲を感じなくなった今、楽しく感じる時間が増えると生きる気力も戻ってきます。

 

私自身うつ病で辛いな、というときによく美味しいものを食べに行っていました。

 

うつ病以前のようにくっきりと味を感じれなくても、美味しかった、このご飯を食べるために後もう1日生きてみようか、と思えました。

 

私たちは毎日なにかを食べることで生きていますし、食べることで喜びを見出す方も多くいます。

 

だからこそ味覚が戻って美味しく感じられれば、もう少し生きてみようかっていう気持ちになるのではないかな、と思います。

 

もしこの記事を読んで味覚をよくしたいと思った方は、ぜひこちらも読んでみてください。味覚を良くするツボやエクササイズなども紹介しています。

 

味覚をよくする方法について書いています:

www.kokororakuni.com

 

まとめ

うつ病になるとストレスを慢性的に感じることで、味覚の感じ方が変わります。美味しく感じない、苦く感じる、変な味がする、それほど深刻でないようにも感じますが、食は私たちの生活になくてはならない存在です。もしこの食で喜べるようになったら、うつ病も少し軽くなるのではないかな、と思います。

 

 参考文献:

うつ病と食生活の密接な関係|心療内科・精神科|うつ病治療の新宿ストレスクリニック

味が分からない!?突然起こる味覚障害とは | 不調改善ヘルスケア | サワイ健康推進課

味覚障害について | 配食のふれ愛

亜鉛不足は怖い!起きる症状や原因を解説します | POWER PRODUCTION MAGAZINE(パワープロダクションマガジン)