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うつ病のときに知れてよかったおすすめの歌 14選

うつ病のときに知れてよかった歌

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辛いときや悲しいときに気持ちに寄り添い、後押ししてくれるのが音楽です。音楽はなにも感じれなくなった心に一番グサっとくるものの一つだと思っています。

 

今日は私自身が病んでいるときに聞いていて心地が良かった歌を選びました。

 

うつ病そのものに効く音楽は下の記事を参考にしてください。

 

うつ病に症状に直接聞く音楽はこちらです:

www.kokororakuni.com

 

目次:

 

※当記事は2020年11月3日、まだうつ病だったときに執筆したものです。

※2024年7月現在、うつ病は治ったのですが、まだ重いときもあるため追加しました。(更新)と書かれているものは、後から追加した曲です。

 

優しい気持ちになる歌

うつ病になって、常に不安でなにも許してはいけない気持ちになったときに緊張を緩ませられるお勧めの音楽です。

 

1.「切手のないおくりもの平井堅

切手のないおくりものは、1977年にNHKの音楽番組「歌はともだち」で発表された歌です。

 

なんどもリメイク・リピートされて、色んな方に歌われた音楽で、こちらのPVでは平井堅さんが優しく歌っています。

 

懐かしいメロディとゆっくりで優しい曲調と歌声。とてもシンプルな歌詞ですが、ピュアで暖かい気持ちに戻る歌です。

 

歌詞は下のリンクからみることができます。

 

切手のないおくりもの」の歌詞はこちら:

 www.uta-net.com

 

 

2.「優しさ」 藤井風

藤井風さん(1997年生まれ)は世界でも人気を集めている若手シンガーソングライターです。どの曲も綺麗で、特にピアノの弾く音が楽しいのですが、注目すべきは独特な歌詞です。

 

岡山弁で「〜じゃった」などを歌詞に入れる面白い部分もありますし、歌詞全体の世界観が新しくて聞いていてワクワクします。

 

それでもって核心をついてくるような強いメッセージがまた興味深いです。

 

そんな曲の中でも今回は「優しさ」を選びました。

 

この歌を聞いていると、優しくできない自分を見透かされると同時に人に優しくしていいんだよ、といわれているような不思議な感覚になります。

 

人に弱みを見せてはいけない、と思う人たちにぜひお勧めしたい一曲です。

 

歌詞は下記リンクから見れます:

www.uta-net.com

 

3. 「ワダツミの木」 元ちとせ

「ワダツミの木」は、2002年にヒットした歌で、恋人同士が離れていくような歌詞を元ちとせさんが切なく、ときには力強く歌っています。

 

曲調がとても優しく、聞いていて落ち着きます。優しい気持ちになりたいときはオススメです。

 

個人的に「ここにいるよ、あなたが迷わぬように」という歌詞がずっと待っている、ピュアで切ない気持ちを歌っているようで心に響きます。

 

下記リンクから歌詞が見れます:

https://j-lyric.net/artist/a00328b/l0015e2.html

 

自殺したい気持ちに寄り添う歌

自殺したいとき、誰にも助けを呼べなくてこのままでは亡くなってしまう、と感じた方たちにお勧めしたい歌です。

 

私自身不安で仕方がないときにリピートして危機をいつも乗り越えた歌たちです。

 

4.「アイシテル」平井堅

平井堅さん「アイシテル」は、映画『ゴースト もう一度抱きしめたい』という切ないラブストーリーの主題歌にもなった歌です。

 

死後ゴーストになってさえ恋人に寄り添って愛を貫き通すという純愛映画で、歌が映画の世界観とぴったりだとツイッターで話題になりました。

 

PVの中でも、身近な人たちが亡くなって、その亡くなった人たちが生きている人たちを暖かく見守るようなシーンが描かれています。

 

私自身、愛犬が亡くなって、うつ病がひどくなったときに救われた歌です。

 

亡くなった人に愛していると呼びかけるような歌詞は、犬を亡くしたばかりの私にとってとても共感できました。愛する人を最近亡くした人たちにはぜひ聞いてほしい歌です。

 

歌詞は下記のリンクから見れます:

https://j-lyric.net/artist/a00060f/l022fbb.html

 

また平井堅さんのノンフィクションという歌は自殺した親友に向けて書いています。そちらの歌もよかったら聞いてみてください。

 

5.「BREATHE」Lee Hi (イ・ハイ)

Lee Hi (イ・ハイ)「BREATHE(ブリーフ、息をする)」という歌はSHINEEという人気K-popグループ(日本でいう嵐ぐらいの人気)の亡きジョンヒュン(Jong Hyun)が作詞作曲した歌です。

 

彼はうつ病を患い、一酸化炭素中毒で自殺しました。

ジョンヒョン(SHINee)のプロフィール | wowKorea(ワウコリア)

 

歌詞には、深呼吸して落ち着かせるような表現が書かれており、この歌詞はジョンヒュン本人が言ってほしかった言葉なのではないか、とファンの間では言われています。

 

個人的には「ケンチャナヨ(大丈夫よ)」、そして「ただの気休めにしか聞こえないかもしれないけど」という言葉を聞いて、この人もうつ病で苦しんだんだな、と共感しました。

 

「あなたがそっとつくため息。どれほどの痛みを抱えているの?」という言葉もまた心にぐさっときます。

 

日本でも三浦春馬さんの自殺が惜しまれましたが、ジョンヒュンもまた高い歌唱力やダンス力、優しい性格などから評価されていたアイドルです。

 

そんな方が書き残したこの歌は、死んではいけない、というメッセージのように聞こえました。

 

また、この歌を歌っているイ・ハイの声も柔らかくて優しくて、曲とマッチしていて何度もリピートして聞いています。

 

歌詞は下記リンクから見れます:

ameblo.jp

 

6. 「1-800-273-8255 ft. Alessia Cara」, Khalid  Logic

 KhalidLogic「1-800-273-8255 ft. Alessia Cara」という歌は、自殺予防をテーマに作られた歌です。曲名は実際にアメリカの自殺防止ネットワークにつながる無料ホットラインになっています。

 

恐らく初めて皆が自殺に目を向けたキッカケになった歌で、自殺がしたいという日々の思いが描かれています。

 

私自身は

 

「I just wanna die(ただ死にたい)」

という歌詞が最後に

「I don't wanna die(死にたくない)」

 

に変わっているところが自分の気持ちとシンクロして気持ちがいっぱいになりました。

 

歌詞は下記リンクから見れます:

[歌詞和訳] 1-800-273-8255 / Logic (ロジック)

 

7.「泡」 King Gnu(更新)

King Gnuは「白日」という歌で一気に人気を獲得したロックバンドです。

 

深い歌詞と独特なメロディが特徴的になります。

 

「泡」は2021年3月5日に公開された映画『太陽は動かない』の主題歌に起用されたことで話題となりました。

 

命の儚さを謳うこの楽曲。お風呂の中で苦しそうにもがく主人公。

 

最初は「消えたの 泡となり」とゆっくりと始まりますが、「パチンと弾けて 泡のように消えた」とメロディが徐々に盛り上がり、PVの主人公も水の中でもがき始めます。

 

そのもがいているところが、まるで自分が必死に生きていることを表現してくれているかのように感じました。

 

なにもしていないのに、もがき苦しい人にオススメの歌です。

 

歌詞は下記リンクから見れます:

www.uta-net.com

8. 「僕が死のうと思ったのは」 中島美嘉(更新)

中島美嘉の「僕が死のうと思ったのは」は、ロックバンドamazarashiの秋田ひろむが作詞作曲した歌です。

 

等身大の歌詞を書く人で、当曲も自身の体験を踏まえて書いているのではないかと言われています。

 

僕が死のうと思ったのは、

「靴紐が解けたから」

ウミネコが桟橋で鳴いたから」

「誕生日に杏の花が咲いたら」

 

それは死にたいと思った人にしか分からない感覚だと思いました。

当たり前のように死にたい感覚がある毎日。

 

しかし、この歌は最後に

「あなたのような人が生きてる 世界に少し期待するよ」と締めくくられます。

 

私も彼氏ができて、好きな人ができて、それが活力となり、うつ病がよくなりました。

こんな辛い気持ちもいつか終わる。

そんなメッセージが含まれた歌だと思います。

 

中島美嘉だからこその繊細で気持ちのこもった歌声を、死にたいと辛く感じている人はぜひ聞いてみてください。

 

歌詞は下記リンクから見れます:

www.uta-net.com

 

恨めしい気持ちを晴らしてくれる歌

怒りや恨みといった気持ちをどこにぶつけていいかわからないとき、歌を聞くとスッキリしますよね。今回の2曲は私が1回聞いてはまた再生して聞くほどリピートするオススメの歌です。

 

9. 「悪夢」 キタニタツヤ

 キタニタツヤさんはボカロPとしても活動していたシンガーソングライターです。

 

彼もまた独特な世界観を持つ歌を多く作詞作曲していて、ジャンルはオルタナティブのようなテイストを持った曲が多いです。

 

「悪夢」という歌は、今の自分のあり様が悪夢のようだと歌った歌だと解釈しています。

 

その中でも、『「止まない雨などない?」まだ終わらない悪夢を見てんだよ』という歌詞が

 

「大丈夫、うつ病よくなる」

「辛いのは今だけ」

 

という周りの声に対して「うつになったことがないのに分かるわけがない」と思った私の気持ちを歌っているように聞こえてスッキリしました。

 

そういった気持ちばかり持つのはうつ病を悪化させますが、今の状態から抜け出せるわけがない、という共感を得たい人にオススメの歌です。

 

歌詞は下記リンクから見れます:

www.uta-net.com

 

10.「Stressed Out」 Twenty One  Pilots

Twenty One Pilots(ロッグバンド)はStressed Outという「ストレスまみれ」な状況を表現した歌が有名です。

 

哀愁や寂しさを感じる歌で、誰もが感じたことのある気持ちを描いています。

 

特に、

 

Wish we could turn back time, to the good old days

時間を巻き戻せたらいいのに、あの昔のいいときに

when our mama sang us to sleep, but now we are stressed out

僕らのママが子守唄を歌ってくれたっけ、けど今僕たちはストレスまみれだよ

 

と昔は良かったのに、なぜ今はこんなストレスまみれなんだ?という歌詞に共感すること間違いなしです。

 

 歌詞は下記リンクから見れます:

studio-webli.com

11. 「洗脳」RADWIMPS(更新)

RADWIMPSは少し歪んだドロっとした歌も多く、この歌も曲名の通り、洗脳されている主人公を軸に進みます。

 

しかし

「理解ができない?それは僕も一緒さ」

「幸か不幸かは僕に決めさせてよ」

など

 

誰でも感じる「なんでダメなの?」という気持ちが描かれており、普段の鬱憤(うっぷん)を発散させてくれます。

※最後にプチっと曲が終わり、HSPの方は怖く感じると思うので、注意してください

 

五月の蝿 」も、誰かに題する恨み・怒りが発散できるのでオススメです。

 

 歌詞は下記リンクから見れます:

www.uta-net.com

 

弱った気持ちに沁みる歌

なにかにしがみつきたくなる、一人では抱えきれない気持ちになることもあると思います。そんなときに少し気持ちが和らぐ歌です。

 

12. 「Unsteady」X Ambassadors(更新)

X Ambassadorsは、繰り返される同じメロディーとフレーズが心に残る歌が多いです。

 

この歌も

 

Hold, hold on, hold onto me

私をつかんで離さないで

'Cause I'm a little unsteady

少し(気持ちが)不安定みたいだから

A little unsteady

少し(気持ちが)不安定みたい

 

と何度も繰り返されます。

 

「〜しなければ」という辛い気持ちが、何度も繰り返される言葉で、和らぎます。

 

他にも中毒でもがいている様子をコミカルに表現している”Adrenaline”や本当のメンバーが失踪してしまい、彼を呼びかけるために作成した"HEY CHILD"も沁みるのでオススメです。

 

 歌詞は下記リンクから見れます:

buisualize.com

 

13. 「あびばのんのん」 Tempalay(更新)

Tempalayは、癖が強めでトリッキーなロックバンドです。

 

そんなサウンドが病みつきになりますが、「あびばのんのん」はその中でも少し違った色を持っています。

 

PVでは、怪物がコントロールが効かず店主を飲み込んでしまいます

それでも店主が最後まで怪物を救おうとし、最後に怪物は飲み込んでしまった悲しさから涙します。

 

うつ病になると、コントロールが効かずに失うものが多々出てくると思います。そんな自分と重ねながらPVと一緒に聞いてみてほしいです。

 

元気になれる歌

うつで落ち込んでいるときに、明るい歌を聞いても気持ちが上がらないことが増えると思います。下の歌はそんなときでも元気が戻った歌です。

 

14. 「ギガアイシテル」 レキシ

 レキシは、歴史を元にしたような歌が多く、この「ギガアイシテル」もショコタンの「ギガ(「とても」を上回る表現)」ではなく鳥獣戯画の「ギガ」のようです。

 

レキシの歌のいいところは、いい意味でアホらしくて元気なところです。あるインタビューで、歌にはどんな意図があるのかレキシに聞いたところ、特に深い意味はない、と答えていました。

 

インタビューだからそう答えているのではなく、本当にそう思っているような答え方が私は好きでした。

 

そんな歌の中でもこの「ギガアイシテル」はしんちゃんと楽しそうに踊っていて、見ていて私も人生軽く見れるようになりたいな、と前向きな気持ちになりました。

 

まとめ

以上うつ病のときに知れて良かった歌14選でした。私個人のお勧めの曲なので皆さんの耳に合うかわかりませんが、私自身たくさんリピートして支えてもらった歌です。ぜひぜひ聞いてもらえると嬉しいです。