うつになったときは、映画やドラマなどで感情を出す場所を作ることが大切ですし、映画などからメッセージを得られることもあります。
うつ病に前向きになるためにも、今回は私自身うつ病を治していくうえであってよかったと思う映画、ドラマを紹介します。
目次:
- 1. The Greatest Showman(グレイテスト・ショウマン)(洋画、映画)
- 2. ツレがうつになりまして。(邦画、映画)
- 3. Brooklyn Nine-Nine(ブルックリン ナイン - ナイン)(洋画、ドラマ)
- 4. Gril, Interrupted(17歳のカルテ)(洋画、映画)
- 5. Passeners (パッセンジャー)(洋画、映画)
- 他には
- まとめ
*一部ネタバレが含まれているかもしれません。ご了承ください。
*この記事はうつ病の方をターゲットとしていますが、精神的に悩んでいる方にも効果的です。
1. The Greatest Showman(グレイテスト・ショウマン)(洋画、映画)
グレイテスト・ショウマンは、貧しく育った主人公バーナムが、自分の夢を追っていくミュージカル映画です。
その中でも、ヒゲの生えたレティ・ルッツが歌う「This is Me(ディスイズミー/これが私)」という歌の私らしくある、という強いメッセージが世間で高く評価されました。
が、映画の中身はそれだけではなくそれぞれのキャラクターにそれぞれの葛藤や壁があって、それを超えてハッピーになっていくようなお話しです。
その葛藤や壁を乗り越えていくうえで、それぞれが様々な決断をします。
そこにそれぞれの強いメッセージがあって、物語が進むほど前向きになるキャラクターたちに影響され、自分の問題にも立ち向かいたくなるはずです。
また、制作側のパッションを感じることもできます。
役者さんたちがこのショットを撮るのにどれぐらい時間がかかったのだろう、どれぐらい大変な思いをしたんだろう。
それでもやりきったのは、それぞれこの作品に心を込めたい、という思いが強いからなんだろう。
それを画面越しに感じ、自分のパッションで誰かを変えるような、私もそんな人になりたいと思いました。
自分の思い通りにいかなかったり、今なす術がないと感じる人たちに、ぜひ観てほしい映画です。
2. ツレがうつになりまして。(邦画、映画)
ツレがうつになりましては夫がうつになってから夫婦で乗り越えていく様子を描いた映画です。
これは実話をもとに制作されていて、当時夫が書いていた日記などがベースになっています。
注目する点はどんなことがあっても夫を支えている、妻のあり方です。
皆助けたいなんて口だけで、私がうつ病になって本当は面倒くさいんだろうなあ、と感じることはありますか?
この映画では、妻がゆるーく夫と付き合っているところが個人的に癒されました。
夫が布団の中に入ってヒクヒク泣いているとき、きっとどんなうつ病の方も共感できる辛い場面だと思いますし、私がその夫だったら周りは面倒に思っているんだろう、と自分を責めていると思います。
けど妻はあっけらかんと「いも虫状態」と、布団に入ってモゾモゾしている夫の様子に名前をつけました。
暗い辛いうつ病がその一言でファンシーに見えたし、「あ、そんなに悩まなくてもいいことなんだ」と私は気持ちが楽になりました。
うつ病で辛いことなども描かれていて、誰かと気持ちを共感したい、という思いも解消できます。
うつ病の人には全員観てもらいたい映画です。
3. Brooklyn Nine-Nine(ブルックリン ナイン - ナイン)(洋画、ドラマ)
ブルックリン ナイン - ナインは、警官管区9-9の警察・刑事たちがおバカなことをしながら様々な事件を解決していくコメディドラマです。
このドラマは、うつ病になってから唯一心の底から笑った映像もので、おバカで下ネタいっぱい、下品だけど、観ていて爽快な気持ちになりました。
キャラクターそれぞれの個性が強く、うつ病で気持ちが落ち込んでいるときでも元気が出てきます。
人によって好き嫌いは出そうですが、笑えていない人にはぜひ一度観てもらいたいです。ちなみにNetflixから観ることもできます!
4. Gril, Interrupted(17歳のカルテ)(洋画、映画)
17歳のカルテは自分の状態に気づいていない少女スザンナが、アメリカの精神療養施設に入所してから退所するまでのお話を描いた青春映画です。
このお話も自伝を元に制作されているため、ネットでは施設生活を送ったことのある人にとって共感できるものだと言われています。
ストーリーは静寂ながらも色んなハプニングが起き、感情が揺れ動き、主人公が退所して幕を閉じます。
私自身はこの映画を見て、病気ってなんだろう、という気持ちになりました。
精神病は辛いから起きる病気であるにも関わらず、周囲から精神病=おかしい人と軽蔑されて、事実からどんどん歪んでいく様子を表現しているように感じました。
それぞれ持つ感想は違うと思いますが、精神病を患っているなら考えさせられる映画で、面白かったです。
5. Passeners (パッセンジャー)(洋画、映画)
パッセンジャーは人類が宇宙移民を目指している途中で、人工冬眠ポットの故障で他より早く目が覚めてしまった主人公を元に起きるSF/ロマンス映画です。
この映画はうつ病にも関係ないし、明るくなるような映画ではないのですが、私のうつ病がひどいときに映画館にて声を上げて号泣して、前席の人に驚かれました。笑
主人公の孤独や切ない気持ち、愛して愛されたいという気持ちが強く出ていて、特に一人取り残された孤独感というのは、私自身とても共感するものでした。
今寂しいという思いが強い人には一度観てもらいたい映画です。
他には
上の映画やドラマは私のおすすめですが、他の人たちがお勧めする映画もあるので是非下のリンクからもいろいろと観てみてください。
その他オススメの映画:
まとめ
映画やドラマは、辛いときにその気持ちを乗り越える力をくれます。うつ病に関するものからそうでないものまで色々と紹介しましたが、どれも私がうつ病を治していくうえで小さなターニングポイントを作っている作品です。観ることで皆さんがうつ病に対して前向きになれたら嬉しいです。