自責で前に進めなくなったときにオススメの考え方
この方法は、私が「自分のせいで」「私はダメなやつなんだ」と前に進めなくなるときに有効でした。
それは「今自分を責めたいときなんだ」と理解する、という方法です。
以下では詳しくどういうことなのか話していきます。
自責思考とは?
言葉通り、自責思考は自分を責めることです。
なにか問題が起きたときに、他人のせいにするのではなく、「自分が至らなかったから起きた」と認識します。
自責自体は悪いことではなく、問題点を見つけて、自分を成長させるのには有効な方法です。
ダメな自責思考とは?
ただ度がすぎると、自分のせいではないことも自分のことのように感じたり、自責をするのに囚われてしまい、前に進めなくなります。
「私のせいで事件Aが発生した」→「私が現場にいなかったら起きなかった」→「私は必要のない人間なんだ」
と考えている間に周りは事件Aへの対処を行なっている形です。
そんな状況に置かれて、きっと「なぜ自責をしてしまうんだ」「動けばいいのに、なぜできないんだ」と思うでしょう。私も自分に対して思ったからです。
では、どうしたらいいのでしょうか?
責めることで何を守っていると思いますか?
私はなぜ自分を責めて、思考をストップさせてしまうのかを考えてみました。
例えば、私は仕事でミスをすると、自分のことを責めます。責めてあげないといけない気持ちになります。
周りはもう気にしていないし、それより生かして欲しいのに、私は自分を責め続けるのに忙しくなっています。気持ちが楽になるんです。
そうです、私は自分を責めたいのです。
自分を責めることで、自分が可哀想な存在であり、仕方がないミスだったと思われたい。
責めることで、誰も自分に文句を言えなくしたい。
責めることで、自分の能力ではなく、自分自身に問題があると思われたい。
つまりは、問題解決ができないものと思うことで、努力したくない。
無意識だったとしても、私たちは「自責してしまうことに困っている」と見せかけながら、きっと自責をすることが快感なんだと思います。
つまりは悲劇のヒロインを演じたいんです。
どうすればいいのか?
私は自責することが悪いとは思いません。
実際、自責をすることで気持ちが楽になるなら、するに越したことはないでしょう。
ただ「自責を必要以上にするのは自分が快感を得たいからなんだ」と理解すると、自然と気持ちが切り替わりやすくなると思います。
例えば、先ほどの「私が自責をしている間に、事件Aの解決に向けて周りは頑張っている」状況は、
「問題から逃れたいし、自責が快感だから、後はよろしく」と私は言っていることになります。
そんな自分がすごくダサいと感じると、自然と自責も減りました。
自分の考えや感情を理解する
自責をしていると気づいたら、まずは上記の理由で自責をしていないか考えてみましょう。
そして、上記の理由で自責をしていたとしても止める必要もありません。心の流れに任せれば、いつかは自然と自責がなくなると思います。自覚だけしていればOKです。
自分の心に素直になることがメンタルを健康に保つ方法です。ぜひ皆さんも自分の行動を振り返られる範囲で振り返ってもらえたらと思います。